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イオン/7月の連結売上2.8%減

2009年08月26日 / 月次

イオンが8月26日に発表した7月の連結売上高は、4325億円と前年同月比2.8%減となった。

店舗状況では、GMSを1店舗閉鎖。SMを6店舗開店し、SuC(スーパーセンター)を1店舗開店した。月末店舗数はGMS605店舗、SM1256店舗、SuC33店舗となった。

全店実績で前年実績超となったのはマックスバリュ東海(12.1%増)、マックスバリュ中部(2.3%増)、マックスバリュ西日本(1.4%増)。

このほかの全店実績は、イオンリテールが6.0%減、イオン北海道が5.8%減、イオン九州1.9%減、マイカル5.4%減。マックスバリュ北海道は1.5%減、ミニストップ6.1%減、イオンファンタジー7.7%減、ブルーグラスは11.3%減、コックスは8.3%減となった。

7月度は、お中元の承り、夏休みの帰省準備品、レジャー関連商品などの販売を強化。不安定な天候の影響を受け、衣料品を中心として夏物商材が伸び悩んだ。「ベストプライスbyトップバリュ」はじめ、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」は順調に推移した。

全国のジャスコやサティ、マックスバリュをはじめグループ31社、約3700店舗で発売した新ジャンルのビール類「トップバリュ麦の薫り」は、好調な売上となった。GMS事業は低調だったが、ディベロッパー事業は堅調に推移、中国事業では、売上が前年を上回って推移した。

7月8日、イオンとイオンリテールは、IT機能に関わる資産を、イオンリテールから分割し、グループ全体のIT機能などを担う機能会社として、イオンアイビス設立を決めた(8月21日設立)。7月10日、顧客満足度の高い農産物を生産し提供することと、持続可能な農業に参画することを目指し、農場の運営を行うイオンアグリ創造を設立した。

7月15日、イオンのSM事業での店舗網や事業体制の再構築を進め、競争力強化や経営効率化を図るため、イオンリテールは、同社が運営するSM店舗とショッピングセンターの一部を、マックスバリュ東海とマックスバリュ西日本へ譲渡する事業譲渡契約を締結。

7月22日、イオン、nagatカード事務局(長野県安曇野市)、フェリカポケットマーケティングは、長野県の地域振興を目的とした業務提携を行うことで合意。9月9日から、「nagatカード」にイオンの電子マネー「WAON」を搭載した「nagatWAON」を発行する。

7月末時点のWAON累計発行枚数は約1060万枚、6月1日~30日の月間決済総額は約430億円、月間利用件数は約2450万件と前年同月の2.7倍となった。決済平均単価は約1730円、利用可能店舗数は約2万8500店舗。

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