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三越/1月の店頭売上高、日本橋店で14.3%減、全店11.3%減

2009年02月02日 / 月次

三越(2008年2月期売上高:7739億円)が2月2日に発表した1月見込の店頭売上速報によると、全店売上高は前年同月比11.3%減と前月からさらに減少した。前月同様全15店舗で前年実績超を記録した店舗はなく、日本橋店は14.3%減、最も落ち込みの大きい福岡店は14.6%減となった。

同月は、初売りが盛況で月間でも様々な集客施策により来客数は微減だったが、売上は前年のカード優待策の反動をカバーできず前年実績割れとなった。婦人衣料・雑貨はクリアランスセールで帽子や手袋など防寒雑貨が堅調に推移したが、重衣料は本格化せず、全体的に不振だった。月後半はジャストシーズンコレクションとして軽衣料中心に動きが見られた。

紳士衣料・雑貨ではカジュアル系や靴、鞄は堅調に推移。食品は初売りや催事が牽引し好調だが、宝飾品・特選雑貨は低調に推移した。

店舗別の概況では、日本橋本店は、2日の初売りが盛況だったが、カード優待施策の反動、衣料品や宝飾品・特選雑貨の伸び悩みで減収となる。

銀座店は、初売りで福袋は好調に推移。クリアランスセールはニットなど軽衣料や防寒雑貨に動きが見られたものの重衣料を中心に伸び悩みんだ。春節を迎え中国圏観光客は堅調に推移している。

名古屋栄店は、来客数は微減にとどまったものの購買単価が下落、主力の特選部門・婦人衣料はクリアランスセール以降苦戦したが、食品がは和洋菓子を中心に好調で「全国有名寿司展」など催事も貢献した。

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