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オークワ/和歌山県と共同で山間部でのネットスーパー実験開始

2010年09月02日 / トピックス店舗

オークワは9月25日から、和歌山県企画部企画政策局情報政策課と共同で、過疎化・高齢化が進む山間部でネットスーパーを活用した買物支援の可能性を探る実験を開始する。

和歌山県田辺市龍神村地区の約320世帯、721人を対象に約3か月間、ネットスーパーの利用実験を行う。該当地区は光ファイバーが敷設されており、ネット利用が可能な地区でパソコンを村の集会所に設置、パソコンがない世帯でもネットスーパーが利用できる環境を整える。

ネットスーパーの利用には、会員登録(入会金・年会費無料)が必要で龍神村地区でも希望者は会員登録の上でネットスーパーを利用する。

通常のネットスーパーは原則として毎日注文が可能で、配達時間も注文時間に応じて選択することができるが、今回は山間部への配送という点を考慮し、注文時間は、毎週金曜日の午前4時から翌日土曜日の午前3時に設定、配達日時は毎週土曜日の午後1時から午後4時としている。

実験を担当するのは、9月21日に開店する「ネットスーパー オークワパビリオンシティ田辺店」。農産・畜産・水産・惣菜・日配・一般食品・菓子・酒・米・ベーカリー・住居関連商品の約1万アイテムを取り扱う。価格は店頭販売価格と同額で、折込チラシ掲載商品も購入できる。

配達料は税込300円だが、税込3000円以上の買物では配達料が無料となるキャンペーンを実施する。精算方法は、配達時の現金精算またはネット上でのクレジット決済が選択できる。

同社は、「商業を通じて地域社会に貢献する」という企業理念の下、過疎化・高齢化対策の一助になれるよう取り組みたいという。

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