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サッポロビール/10年ぶりに業務用酒類を値上げ

2017年11月29日 10:05 / 商品

サッポロビールは11月29日、主に業務用商品として販売している酒類リターナブル容器商品(びん・樽)について、2018年4月1日から生産者価格を改定すると発表した。

対象は、ビール類は大びん(633ml)、中びん(500ml)、小びん(334ml)、樽詰(10L・20L)とリキュール樽詰(10L)、果実酒樽詰(10L)。

価格改定は2008年4月以降、約10年ぶりとなる。

同社によると、「2008年4月の価格改定以来約10年にわたり、製造、営業、物流部門など、各部署においてさまざまなコスト削減や効率化を図ってきたが、企業努力だけで吸収することは難しく、やむを得ず酒類リターナブル容器商品について価格改定を実施する」という。

昨今では、車両やドライバーの不足など酒類市場を取り巻く物流環境の厳しさが増しており、それに伴う酒類リターナブル容器商品の空容器回収コストなどが増加している。

6月に施行された酒税法と酒類業組合法の一部改正に伴い、「酒類の公正な取引基準」をより一層遵守する必要があることも背景にあるという。

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