朝日酒造/「久保田」発売35周年で初のブランドリニューアル
2019年09月27日 12:00 / 商品
朝日酒造は10月から順次、2020年の会社創立100周年と日本酒「久保田」発売35周年に合わせて、日本酒「久保田」のブランドリニューアルを行う。
「久保田」は、1985年5月、「日本酒の失地回復を図り、日本酒を真に文化の香り高い国酒に育て上げる」という使命のもと誕生した日本酒。
誕生当時、清酒業界は低価格競争になっており、日本酒離れが危惧されていたため、高品質の日本酒を適切な価格で提供することを使命とした。
「労働環境や食生活など時代の変化を読み取り、挑戦を重ねて、それまでにない淡麗辛口という日本酒の新たな方向性を確立し、世代や性別を超えて多くのお客から支持をえた」(同社)。
誕生当時の基本理念はそのままに、新たなブランドメッセージ「常に進化する美味しさ」のもと、変わりゆく時代とお客の声に耳を傾け、その声に応えるために常に時代に相応しい挑戦を行い、お客が納得するおいしさを追求・提供し続ける日本酒ブランドとして刷新する。
商品は、特別な時を味わうプレミアムラインの「久保田萬寿」ラインと、いつもの食事をより特別においしく味わうデイリーラインの「久保田千寿」ラインをメインに展開する。
日本酒が初めての人や馴染みのない若年層のお客にも手にとりやすいように、「久保田純米大吟醸」のパッケージリニューアルを予定している。
また、実験的な商品に挑戦する「KUBOTALAB(仮称)」ラインも立ち上げる。お客から評価されている、おいしさを大切にしながら、新しいおいしさにも挑戦する。
第1弾として、10月16日に、「久保田千寿」ラインの新商品「久保田千寿純米吟醸」を出荷し、料飲店向けに先行発売する。2020年以降順次、現在ある商品をリニューアル・再編しながら、新商品も展開する計画だ。
■久保田商品発売年
1985年:久保田 千寿、久保田 百寿
1986年:久保田 萬寿
1987年:久保田 翠寿
1988年:久保田 碧寿
1993年:久保田 紅寿
2010年:久保田 生原酒
2017年:久保田 純米大吟醸
2017年:久保田 雪峰
2019年:久保田 爽醸 久保田 雪峰
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