カゴメ/減塩、コレステロール対策を打ち出した新商品を展開
2016年01月26日 16:00 / 商品
カゴメは1月26日、新商品説明会を開催した。
2016年春夏に発売される食品・飲料の新商品を紹介。コレステロール対策と減塩など「トマトの価値」に関する最新情報も説明した。
マーケティング本部の伊藤一章・広告宣伝部長は、「低迷の続いた野菜関連市場は昨年10月から、回復基調にある。当社の野菜飲料類の売り上げも、上向きになってきた。10年後のカゴメ像として、『食を通じて社会問題の解決に取り組む』ことを掲げている。健康への貢献に加え、おいしく、新鮮な商品を提供することで、『野菜のことならなんでもKAGOME』と言われる存在を目指す」とあいさつ。
新シーズンの商品は、減塩、子ども・家族とのつながりの強化、メニューを起点とした提案の強化をテーマとしている。
減塩対策として、高リコピントマトを使用したトマトケチャップは、塩分を30%カット。酸味、甘味、香辛料を調整し、レギュラーケチャップに近い味わいを実現したという。
また、メニューを起点とした提案として、魚介、野菜とトマトソースの蒸し煮「トマトパッツァ」を実演をまじえながら、紹介。
料理研究家の浜内千波先生による「トマトケチャップ・トマトソースを活用した減塩レシピ」の一つで、家族で手軽に作れるメニューとして、社内外に展開している。
トマトを使用することで、酸味と旨味が料理の味わいを深め、食塩の使用を減らすという。
家族で楽しみながら調理できるメニューで、今後、スーパーなど年間3000店で試食販売を実施していく。
さらに、2月2日、トマトジュースを機能性表示食品として、リニューアル発売する。
機能性表示食品として「血中コレステロールが気になる方に」をパッケージに表示する。
特に、265gの商品は、高リコピントマトを使用。200mlの商品は、現行品が有塩に対し、食塩無添加で発売し、消費者の健康志向に対応する。
トマトに含まれるリコピンには、血中の善玉コレステロールを増や働きがあることを同社は確認しており、今シーズンは、売り場で「血中コレステロールが気になる方に」にメッセージを統一し、演出していく。
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