ローソン/冷凍食品の販売強化、おにぎり取扱店舗拡大・調理パンを本格導入
2025年07月14日 15:35 / 商品
ローソンは冷凍食品の販売を強化する。7月15日から、冷凍おにぎりの販売店舗を拡大するほか、冷凍調理パンの本格展開を開始する。
冷凍おにぎりは現在、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、山梨県の約1700店舗で扱っているが、販売店舗を関東、東海、北陸、近畿、中国、四国の約9800店舗(全店の約7割)に拡大する。
ローソンは2023年に冷凍おにぎりの実験販売を開始し、今年2月に東京都の約400店舗、5月からは関東地区の約1300店舗で販売していた。
今回、工場の製造ラインの拡張によって冷凍おにぎりの増産体制が整ったことから、取扱店舗の拡大に踏み切る。
商品は工場で製造したおにぎりを冷凍した「焼さけおにぎり」(税込279円)、「鶏五目おにぎり」(157円)、「胡麻さけおにぎり」(140円)、「わかめごはんおにぎり」(140円)の4品。
冷凍おにぎりは、作り置きすることで製造コストの削減が可能で、通常のおにぎりと比べて価格を1~2割抑えることが可能という。
冷凍調理パンについては、埼玉県、東京都、山梨県の約700店舗で販売を始める。2025年度末(2026年2月末)までに約2000店舗、2026年度末(2027年2月末)までに約4000店舗での販売を目指す。
商品は、工場で製造した調理パンを冷凍した「ソーセージ&エッグマフィン」、「照焼チキン&エッグマフィン」、「ハムチーズ&エッグマフィン」(各397円)の3品。
冷凍と解凍を繰り返しても品質が劣化しにくい具材を使用したメニューを選定。製造直後に凍結することで、温めた時に通常の調理パンと変わらないような味わいに仕立てた。
ローソンによると、冷凍おにぎりの賞味期限は約1年、冷凍調理パンは約200日と長いため、食品ロス削減が期待できるという。
配送面でも、通常のおにぎりや調理パンが店舗に1日2回配送するのに対し、冷凍おにぎり・冷凍調理パンはどちらも1日1回で済むため、物流効率の改善とCO2排出量の削減にもつながるとしている。
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