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コカ・コーラ/日本初上陸「ジャックダニエル&コカ・コーラ」4月発売

2023年03月08日 16:40 / 商品

コカ・コーラシステムは4月10日、コカ・コーラを使った初のRTD(容器入り飲料)製品「ジャックダニエル&コカ・コーラ」(税別210円/350ml)を発売開始する。

これに先立ち3月8日、日本コカ・コーラ本社(東京都渋谷区)で新製品発表会が行われた。

<日本初上陸「ジャックダニエル&コカ・コーラ」>

「コカ・コーラ」の親しみやすい甘味と、「ジャックダニエル」のテネシーウィスキーらしい風味が特徴。それぞれの味わいを感じられ、なおかつ飲みやすい仕上がり。アルコール分は7%。2ブランド混合の製品だと一目でわかるパッケージデザインにした。平日就寝前のリラックスタイムや、休日の家族や友人との時間など、晩酌のお供を想定している。

世界で消費されている「ジャックダニエル」の約40%はコーラ飲料とともに飲用され、特に「ジャックダニエル」と「コカ・コーラ」をミックスしたカクテルは「ジャック・コーク」という愛称で、これまで世界中に親しまれてきた。そんな中、コカ・コーラとして初のアルコール飲料「檸檬堂」が2018年に日本でスタートし、同事業を世界に拡販していく流れで、コカ・コーラとブラウンフォーマン両ブランドがグローバル契約を締結。こうして「ジャックダニエル&コカ・コーラ」の誕生に至ったという。

2022年にメキシコで初めて発売し、2023年から日本や北米、欧州など世界各地の市場へ拡販する。全世界共通のテイストだが、アルコール分の割合だけ消費者の好みに合わせて調整しており、メキシコでは5%、米国では日本同様7%に設定されている。

<日本コカ・コーラの関口本部長>

日本のRTD市場は2022年時点で5100億円規模に上り、過去5年で年間平均6.2%増の成長を続け、特にハイボールカテゴリーでは7.4%増と着実に成長を遂げているという。

日本コカ・コーラ ジャパン&コリアオペレーティングユニット マーケティング本部 アルコールカテゴリー事業本部長の関口朋哉氏は、「RTD市場が成熟している日本で、消費者がジャックダニエルとコカ・コーラそれぞれの味わいをしっかり楽しめるよう、アルコール分を7%に設定した。特定の年代にターゲットは設けておらず、ウィスキーやハイボールの愛好家や、RTD製品に高品質さを求めるユーザーに向けて訴求していく」としている。

4月製品の発売後は、街頭広告やインフルエンサー起用などにより広報活動を進め、製品の味わいそのものを推して売り出す構えだ。

<ガルドゥニョ社長(左)とマーティンゼネラルマネージャー>

今回の発表について、日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥニョ代表取締役社長は、「ジャックダニエルとコカ・コーラは長きにわたり、世界中の消費者がその組み合わせを楽しんできた2大ブランドだ。RTD製品での普及を通じて、日本の消費者に新たな選択肢を提供し、2ブランドが共にさらなる発展ができることを期待したい」としている。

一方、ブラウンフォーマンジャパンのアーロン・マーティン代表取締役ゼネラルマネージャーは、「世界中で親しまれているクラシックカクテルを手に取りやすいRTD製品として提供する。ジャックダニエルの愛飲家はもちろん、ウィスキー好きにも本製品を通じて2ブランドの味わいを新たに発見してもらい、楽しんでもらえると確信している」と述べた。

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