ニトリ/5000m2クラスの店舗に330m2の家電売場導入、1年で100店展開
2024年08月08日 16:08 / 商品
ニトリホールディングスは8月7日、家電を家具、ホームファニッシングにつぐ3本目の柱にすると発表した。
白井俊之社長は、「ニトリ事業拡大の大きな柱として、家具・ホームファニッシングに加えて、家電へ事業領域を拡大する。今期・来期にかけて店舗規模に応じて家電売場を増床する」と述べた。
ニトリ取締役専務国内事業管掌を兼務する永井弘常務執行役員は、「まずニトリの中で売場面積が5000m2以上の店舗に優先的に330m2程度の家電売場を作る。店の入口に入ったばかりの最初のスペースを家電売場にすることで、お客様に認知してもらう。今年1年で100店舗ぐらいを予定している」と述べた。
売場展開については、「家電スペースのために、他の売場の面積を少しコンパクトにする。圧縮する売場については、いまより効率的な展示方法を実験している。面積を減らしても売上が取れることを目指している。一方で、日用品では、キッチン用品は根強い人気があるので、売場を拡大している」と語った。
商品については、「家電では、いま開発してる商品が順次、入ってくる。家電は、大型家電と小型家電で構成している。冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビと言った大型家電は、家具と同じように接客販売が必要となる。また電子レンジなど、在庫があったら持って帰るような小型家電もある。家電の売場の中には、いままで私たちがノウハウとしてやってきた、家具を接客して売るとか、買いやすい売場を作って、今日、持って帰ってもらうとか、そういうノウハウを取り入れることができる。売場づくりに対して、商品が付いてきて、今年の中ごろから年末にかけて、内容は充実してくる。いまは、先行して売場をまず準備している段階だ」と解説した。
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