ワークマン 新商品/「万能パンツ」1500円で発売、男性客取り込み強化
2025年02月20日 16:31 / 商品
ワークマンは2月20日、軽さとストレッチ性を備えた「万能パンツ」を税込1500円で発売した。
男性向け商品も充実させた「Workman Colors(ワークマンカラーズ)」の看板商品として拡販を図る。既存の「#ワークマン女子」店舗でも取り扱う。
「万能パンツ」は、メンズ向け商品で、上品なウール調素材の「ウールライクストレッチパンツ」とカジュアルな印象の「コットンライクストレッチパンツ」の2種類を用意。
ビジネスやカジュアル、軽作業などさまざまなシーンでフィットし、どんなトップスでも合わせやすいオールマイティパンツ。
サイズはM・L・LL・3Lの4種類。色は「ウールライク」がブラック・チャコール・グレー・ネイビー、「コットンライク」がブラック・ネイビー・ベージュ・チャコール。
同素材でジャケット(ウールライクとコットンライク2種類)も1500円で販売を始めた。
「ワークマンの本気度が出ています」──。
2月20日の新製品発表会の場で、ワークマンの土屋哲雄専務は「万能パンツ」についてこう述べた。
「当初は1900円も想定したが、それだと他社もできる。1500円だと(他社は)どう逆立ちしてもできない」(土屋専務)。
土屋専務によると、2020年10月に始めた#ワークマン女子店で、女性向けベーシックウエアに手ごたえを感じた。
一方で、#ワークマン女子店で男性向けは、アウトドアやスポーツなどアクティブウエアが主流で、男女で商品ラインアップが違っていた。そこで「Workman Colors」では男性向けのベーシックウエアに参入を決めた。
男性向けベーシックウエアでは、ストレスを感じさせない「快適普段着」を掲げて商品を開発。「万能パンツ」はその看板商品となる。
一方、女性向けではトレンド性を強化。中国の工場で、1カ月程度の短納期で製造し、「Workman Colors」向けに流行を踏まえた商品を投入していく。
開発担当者によると、韓国ファッションなどを取り入れ、これまで中心だった30~40代女性だけでなく、20代も視野に入れてデザイン性を重視した商品ラインアップを図っていく。
「Workman Colors」はファミリー層をターゲットにしており、キッズ商品も強化する。#ワークマン女子店ではキッズの売上構成比は4%だが、「Workman Colors」では8%まで高める。
キッズはこれまでは男性向け商品のサイズを小さくしたものを販売していたが、今後はキッズ専用のデザインの商品も徐々に展開していく。
「Workman Colors」は同日、奈良県に「Workman Colors桜井店」をオープン。#ワークマン女子店の「浜松市野」「コスパ新下関」「くりえいと宗像」3店舗も「Colors」に改装オープンした。
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