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アマゾン/公取委の審査を受け、出品条件を変更

2017年06月01日 23:43 / EC

公正取引委員会は6月1日、アマゾンジャパンが、Amazonマーケットプレイスの出品者との間の出品関連契約において価格等の同等性条件と品そろえの同等性条件を定めることにより、出品者の事業活動を制限している疑いがあったことから、同社に対し、独占禁止法の規定に基づいて審査を行ってきたと発表した。

<価格等の同等性条件と品ぞろえの同等性条件>
価格等の同等性条件と品ぞろえの同等性条件

今回、アマゾンジャパンから、自発的な措置を速やかに講じるとの申出がなされ、その内容を検討したところ、上記の疑いを解消するものと認められたことから、審査を終了するという。

アマゾンジャパンは、出品者が、Amazonマーケットプレイスに出品する商品の販売価格と販売条件について、購入者にとって、該当出品者が他の販売経路で販売する同一商品の販売価格と販売条件のうち最も有利なものと同等とする、又は該当販売価格と販売条件より有利なものとする条件を課していた。

出品者が他の販売経路で販売する全商品について、色やサイズなどの全バリエーションにわたり、Amazonマーケットプレイスに出品する条件も課しており、独占禁止法に違反する疑いがあった。

アマゾンジャパンは6月1日付で、出品者に対して「Amazon出品サービス関連契約の変更について」と題するメールを配信した。

その中で、「サイトにおけるAmazon出品サービスの利用に関して、当サイトは、上記日付以降、販売経路との同等性の規定に関する全ての権利を放棄するとともに、それらの権利を行使いたしません。また、上記日付以降、本規定が削除された契約に、販売経路との同等性に関する規定を再び設けないことをご連絡いたします」と通知している。

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