パナソニック/世田谷区で宅配ボックスの実証実験
2018年12月04日 13:00 / EC
パナソニック エコソリューションズ社は12月3日~2019年1月31日、東京都世田谷区の戸建住宅に住む子育て世帯50世帯を対象に宅配ボックスを設置し、宅配便の受け取りに関するストレスの変化を検証する実証実験を開始した。
実証実験には、世田谷区とアマゾンジャパンが協力する。
パナソニックが実証実験のモニター世帯を対象に行った事前アンケート調査では、子育てや家事などの理由から、在宅の場合でも荷物を受け取れないことがある世帯が70%を占めていた。
宅配便の待ち時間により、家族での外出や買い物の時間が制限されていることが分かった。
モニター世帯は、世田谷区の子育て世帯で週に2回以上宅配便を利用する50世帯(うち9割が共働き)となっている。
今回の実証実験では、受け取りに関するストレスの要因として「再配達により発生する待ち時間」や「運送業者と非対面での荷物の受け取り率」の変化などを調査する。
実証実験の結果は2019年3月以降に発表する予定だ。
パナソニックはこれまで、2016年に福井県あわら市と連携し戸建住宅を対象に、2017年に京都市や京都産業大学などと連携し学生アパートを対象にした実証実験を行い、宅配ボックスが再配達率の低減に大きく貢献することを実証してきた。
これまでの実証実験は物流問題に対する宅配ボックスの貢献度に着目した調査であったのに対して、今回の実証実験では都市部の子育て世帯を対象に、受け取りの実態に着目して調査することで、宅配ボックスによる生活の変化について調査する。
■プロジェクトサイト
http://sumai.panasonic.jp/exterior/takuhai/combo/project2018/
■問い合わせ先
パナソニック エコソリューションズ社
ハウジングシステム事業部
建築システムBU営業戦略企画部
TEL:06-6908-1131(代表)
受付:9時~17時30分
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