福袋商戦/売れ筋商品の平均単価、オンラインが3000円ほど高めに
2019年01月15日 14:30 / EC
インターネット上のオープンな広告プラットフォームを提供するCriteo(クリテオ)は1月11日、福袋をオンラインで購入することに関する調査結果を発表した。
年末から年始にかけて、実際のEC取引実績のデータの照らし合わせて、アンケート調査からオンラインショッピングのトレンドを分析した。
調査によると、福袋を購入する意向のある消費者の半分がオンラインで予約と決済にシフトする動きがあった。
売れ筋の福袋の推定平均単価は、実店舗では7300円に対し、オンラインでは1万300円と、4割ほど高めの価格帯であることが分かった。
オンラインでの福袋の購入では、スマホの利用率が20代から30代にかけて高くなっている。小売業者による自社のスマホアプリを活用した販促活動が活況であることが影響している可能性がある。
福袋をオンラインで予約・購入できることから、11月に予約・購入をする消費行動も見られた。
年末にかけてはオンラインでの予約もしくは購入に大きな波はないが、実店舗の福袋購入では1月1日あるいは2日から始まる初売りタイミンク゛で爆発的な伸びがみられた。
「オンラインでの福袋の購入数」については、回答者の40%が2個、20%が3個で、そのほとんどが送料は無料か支払うとしても500円までが許容範囲と考えていることが分かった。
「福袋を購入する理由」としてオンラインは、「便利」「セレクション」が、店舗では「つき合い」や「日用品」がキーワードとなり、いずれにも共通するのは「お買い得」や「お楽しみ」となった。
アンケート調査は、自社のオンラインモニターのうち日本人を対象に、2018年12月27日から29日にかけて実施した。有効回答者数は401人。
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