ユニー/ドン・キホーテの経営方針に従いネットスーパー終了
2019年04月04日 15:50 / EC
ユニーは4月3日、グループの経営方針変更により、「アピタネットスーパー」を8月末に終了すると発表した。
アピタネットスーパーは、2007年から名古屋市内にて1号店がスタートした。2012年6月には横浜市の「アピタ長津田店」でサービスを開始し首都圏にエリアを拡大していた。
現在、愛知25店、岐阜2店、三重2店、静岡5店、栃木1店、群馬1店、神奈川3店、奈良1店、石川1店の合計41店でネットスーパーを展開する。会員数は16万人で、うち稼働会員は5万人だった。
5月31日に、「アピタ四日市」「同桃花台店」「同大和郡山店」「同名古屋空港店」「同伊東店」で終了するのを皮切りに、8月31日に全店でサービスを終了する。
1月にユニーがドンキホーテホールディングス(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス・PPIH)の完全子会社になったことに伴い、戦略を転換するもの。
PPIHの大原孝治社長は、「音楽で例えれば、アマゾンはストリーミングやネット配信で楽しむ世界だが、ドン・キホーテはライブ会場だ。リアル店舗の魅力を高めることで、ネットに対抗していく」と表明しており、ユニーも親会社の戦略に従う。
ドン・キホーテは2018年5月末に国内向けECから撤退しており、現在、インバウンド需要に対応した海外発送専用の越境ECサイトのみを運営している。
経営資源をリアル店舗に強化に振り向けることで、よりお客が満足できる店舗づくりに注力したいという。
■アピタネットスーパー
https://www.apita.co.jp/minato/
■ドン・キホーテECサイト(海外発送専用)
https://mpglobal.donki.com/ja/
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。