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ワークマン/今期の新規出店は全店「WORKMAN Plus」

2019年04月04日 15:40 / 経営

ワークマンは4月3日、2019年の新規出店は全店「WORKMAN Plus」となると発表した。

<WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店>
WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店

同社が同日行った「WORKMAN Plusららぽーと湘南平塚店」内覧会で明らかにしたもの。

同社は「自社でSNSをやっていないが、この2~3年キャンプ人気などで、当社のワークウェアがSNS上で話題になっており、バイク向けウェアから一般顧客向けの商品を本格的に販売開始した。今では、厨房向けだったすべりにくいシューズなどが女性にも人気で、今期の新規出店はすべてWORKMAN Plusとなる」と話している。

<人気のすべりくにくい靴>
人気のすべりくにくい靴

同社は、1980年「職人の店 ワークマン」として作業服・作業用品に特化した店舗をフランチャイズシステムでスタート。

現在、全国837店(2019年3月31日現在)を展開している。

建築などの主要顧客が50~60代と高齢化、建設事業従事者の減少などから、若年層の取り込み、一般顧客の開拓を強化する方向へ戦略を転換している。

<女性向けの商品も充実>
女性向けの商品も充実

「WORKMAN Plus」は、「高機能×低価格」をコンセプトに、ワークウェアで培った機能と低価格、一般顧客に好まれる明るいカラーや、女性でも着られるSサイズを導入した新業態。

見た目を気にする若年層に向けた通勤でも着られるデザイン・明るい色のワークウェア、スポーツ、アウトドア、普段着にも対応できる商品をそろえた。

<スポーツ、アウトドアに対応>
スポーツ、アウトドア

プライベートブランドのアウトドアウェアの「FieldCore(フィールドコア)」、スポーツウェアの「Find-Out(ファインドアウト)」、レインスーツの「AEGIS(イージス)」を中心に1700品目を扱っている。

東京都立川市の「ららぽーと立川立飛」に、一般顧客向けの高機能ウェアの新業態店として1号店をオープンした。

路面店に加え、ショッピングセンター(SC)へ、一般顧客への認知を高める広告塔的役割の店舗を積極的に出店。

大阪初出店となった9号店「ららぽーと甲子園店」は、3月21日オープン初日の売上が460万円となり、WORKMAN Plus初日売上記録を更新した。

来店客数は1060人で、入場制限をするほどの人気ぶりだったという。同店やららぽーと湘南平塚店では、女性向け商品も充実させ、さらなる顧客開拓を目指す。

2019年には既存店約20店の「WORKMAN Plus」へ業態転換し、一般顧客が入りやすい店に改装する。その他新規出店により2019年9月までに38店、2020年3月までに累計68店舗を目指している。

<SCで一般顧客を開拓する>
SCで一般顧客を開拓する

そのうち、大型ショッピングモール店は2020年3月までに累計で10店を出店する。関東では、6件の大型ショッピングモールに出店する予定となっている。

同社は、「商社などを通さず、海外の工場と直接やり取り、1アイテム10~15万着注文し、定番商品も多く、工場と安定した関係を築いているため、低価格で高機能なウェアを提供できる」。

「ワークウェアで培った高機能、高品質を核に、お客様にリピーターになっていただけるワークマンならではの商品を開発していく。今後はECでの販売も強化する」と述べた。

■ワークマンプラス
https://www.workman.co.jp/workman-plus

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