アークス/Amazonプライム会員向けにネットスーパー今冬開始
2023年10月03日 15:40 / EC
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アークス、アマゾンジャパンの2社は10月3日、Amazonプライム会員向けサービスとしてオンライン販売「アークスネットスーパー」を今冬スタートすると発表した。
<Amazon上でアークスの商品購入可能に>
まず、北海道札幌市・北広島市の一部地域を対象にスタートし、今後、道内・東北地域を中心に順次、サービス対象エリアを拡大していく。
対象地域に住んでいるAmazonプライム会員は、AmazonのWEBサイトまたはAmazonショッピングアプリ上の「アークスネットスーパー」で、アークスの配送拠点店舗で取り扱う生鮮食品、冷蔵・冷凍食品、飲料、酒、CGC商品、日用品など約9000点の商品を購入できる。最短2時間で配送するという。
これまで展開してきた「アークスオンラインショップ」に加えて、今回のAmazonとの協業により、ネットスーパー事業を一段と加速させる考えだ。
<アークスの横山社長>
今回の協業について、アークス 代表取締役の横山清社長は「これからは、スーパーでセルフサービスによる食品販売を行うだけではいけない。コロナ禍で多くの価値観が変容した今、アマゾンとの仕事は新たな価値を創出するのにうってつけだ。バローネットスーパーのAmazon上での展開を見て、アークスでも上手くいくと確信した。今後も、新規出店を減らしてでも店舗DXに投資して、顧客へのサービス拡充に注力していく」と語った。
<アークスの猫宮取締役>
同事業について、アークス 取締役の猫宮一久執行役員は「アマゾンとの協業によってアークスの商品を届けやすくなる。多くの顧客にアークスでの買い物を楽しんでもらいたい。既存ECは、普段からアークスを利用している顧客に向けたもので、今回のサービスはプライム会員に提供するもの。客層が全く異なるため、シェアの奪い合いにはならない。アークスオンラインショップも今後拡大するために、アマゾンとの提携によって得られる成果は多いだろう」と述べている。
<アマゾンジャパンの荒川本部長>
協業の経緯について、アマゾンジャパン合同会社 Amazon ネットスーパー事業本部の荒川みず恵事業本部長は「アマゾンでは、これまで全国でスーパー各社との提携ビジネスを行っていたが、以前から北海道でも展開したいと考えており、アークスの幅広い事業に魅力を感じた。一方のアークスは、アマゾンの技術などを活用してネットスーパーを強化したいと考え、両社の戦略・方向性が一致。今回のサービス開始に至った。札幌は、アマゾンが国内初のカスタマーサービスセンターを設置した場所。アークスとの協業を大変嬉しく思う」と説明した。
また、今後については「拡大先・配送料などについては、引き続きアークスと調整を重ねていく。2社がこれまで培った強みを生かして展開する。より多くの会員にネットスーパーを利用してもらえれば幸いだ」としている。
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