消費者庁/「からあげ専門店こがね」の国産表示で措置命令
2019年10月17日 15:00 / 行政
消費者庁は10月16日、「からあげ専門店こがね」を運営するプラスワンに対し、同社が供給する鶏の「もも」と称する部位を使用した唐揚げと唐揚げを含む商品に係る表示について、消費者庁と公正取引委員会の調査の結果を踏まえ、景品表示法に違反する行為が認められたことから、措置命令を行った。
調査によると、例えば、塚本店の看板において、「からあげ専門店 こがね」・「国産若鶏使用 絶品あげたて」と表示するなど、あたかも対象商品には、国産の鶏もも肉を使用しているかのように示す表示をしている又は表示をしていた。
実際には、対象商品には、ほとんど全て又は3割程度、ブラジル連邦共和国産の鶏もも肉を使用していた。
新開地本店を除く店舗について、国産の表示をしている行為を速やかに取りやめること。それぞれ、対象商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を一般消費者に周知徹底することをなどを命令した。
「からあげ専門店こがね」は、神戸市3店、大阪市6店、芦屋市1店、西宮市2店、尼崎市2店、伊丹市1店、合計15店を展開している。
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