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北海道、札幌市/緊急共同宣言、5月6日まで学校一斉休校

2020年04月13日 17:10 / 行政

北海道と札幌市は4月12日、新型コロナウイルス感染症対策に関し、第2波とも言える感染拡大の危機を早期に収束させるため、「北海道・札幌市緊急共同宣言」を発出した。

緊急共同宣言は、「札幌市内における接触機会の低減」「繁華街の接客を伴う飲食店等への外出自粛」「緊急事態宣言地域との往来自粛」「学校及び公共施設の休業・休館」「医療提供体制の充実・強化」「道内経済への支援強化」で構成する。

札幌市内における接触機会の低減では、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、5月6日までの間、札幌市民に感染リスクを高めるような不要不急の外出を控えるようお願い。また、他の地域の人についても、感染リスクを高めるような札幌市との不要不急の往来を控えるようお願いしている。

繁華街の接客を伴う飲食店等への外出自粛では、国の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を踏まえ、5月6日までの間、北海道内における繁華街の接客を伴う飲食店等への外出自粛について強くお願い。併せて、これに伴い飲食店等が休業した場合には、国の責任の下、補償を行うことを求めた。

緊急事態宣言地域との往来自粛では、北海道に来た人に対し、北海道でこれまで実施してきた取組の周知徹底を図るとともに、2週間は自分の体調に十分注意し、不要不急の外出を控えるようお願いした。また、道民に対し、緊急事態宣言の対象となった都府県への往来を極力避けるようお願いした。

学校及び公共施設の休業・休館では、札幌市所管の小・中・高等学校等を対象とした一斉休業措置を4月14日から5月6日まで行うこととし、併せて、道所管の札幌市内及び札幌市からの通学生の割合が高い近隣の高等学校等についても同様の措置を講じる。また、4月14日から5月6日までの間、不特定多数の人が利用する札幌市内の道及び札幌市所管の公共施設を休館する。

医療提供体制の充実・強化では、感染患者数の大幅な増加を想定し、患者の状態に応じて適切な医療を提供できるよう、重症患者・中等症患者に対応可能な病床の確保に取り組むとともに、重症患者等に対する入院医療の提供に支障をきたすと判断される場合に、軽症患者が宿泊施設等において療養できるよう、スピード感をもって準備を進めるなど、医療提供体制の一層の充実・強化に取り組む。

道内経済への支援強化では、新型コロナウイルス感染症により深刻な影響が出ている観光業をはじめとした北海道経済に対して、事業継続や感染収束後のV字回復に必要な取組を道市連携して進めるとともに、国への要望を行う。

北海道・札幌市緊急共同宣言

北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議

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