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DCMホールディングス/グループ3社のシステム基盤をオラクルで全面刷新

日本オラクルは4月27日、DCMホールディングスが、グループ共通の統合システム基盤の全面刷新のため、オラクルの最新版データベース製品を導入し、プライベート・クラウド環境のIT基盤として稼働開始したと発表した。

今後のさらなる事業拡大にも対応できるグループ共通のシステム基盤を構築するため、「Oracle Database 12c」、マルチテナント機能、システム連携の基盤となる製品「Oracle SOA Suite」、「Oracle Exadata」などのオラクル製品を全面的に導入し、データベース基盤を集約しプライベート・クラウド環境へと移行することを決めた。

システム選定にあたって、マルチテナント機能によりグループ各社のアプリケーションに影響することなく、独立性を維持しながらデータベース統合ができる点、サーバー台数減によるコスト削減、データベースの開発・検証環境のスムーズな構築や環境の複製・移行の容易さ、運用時の保守サービスの充実度などのオラクル製品・サービスのメリットが評価された。

「Oracle Exadata」導入の結果、CPU利用率を最適化したことにより、開店直前までかかることもあった日次夜間バッチ処理時間が約半分となり、システムの保守強化に多くの時間を割くことが可能となった。

これまでデータウェアハウス専用機で行っていた営業指標の分析を行う情報系システムにおいても、開示の前処理が約3時間短縮され、に多角的な情報の提供が可能となった。

従来システムと比較して初期費用を最大で40%削減できたほか、データベース統合によりバックアップの運用を一本化でき、11本あったサーバーラックを4本に削減できたため、総保有コストも大幅な削減となった。

新システムへの移行では、リアルターム・データ連携製品である「Oracle GoldenGate」を活用したことで、平日の日中にシステムを停止させることなくDCMカーマのシステム移行が完了したほか、DCMホーマックのシステム移行においては、札幌から名古屋のデータセンターに、ネットワークの遅延の影響を受けることなくデータを移行できた。

DCMホールディングスの執行役員 システム・物流統括部長の奥谷雄太氏は「Oracle Exadataとマルチテナントの採用により、グループ3社のデータベース統合を実現できたので、次のステップとして業務フローの統一に取組み、将来的には一元化されたデータを活用することで、社名の由来でもある“デマンドチェーン・マネジメント(DCM)”を実現したいと考えています」と述べている。

ホームセンターのDCMホールディングスは、傘下にDCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワの4事業会社を子会社とする持株会社で、全国に計600店舗(2015年8月末現在)のホームセンターを展開している。

各ホームセンターでは、メーカーから仕入れた商品以外にも、日用品、インテリア、ペット、園芸、レジャー、文具、DIY・作業用品などの分野のオリジナル商品を「DCMブランド」で製造・販売している。

企業、商品、店舗を統一したナショナルブランドとして展開し、今後もM&Aや事業拡大を推進することで、グループ売上高1兆円を目指している。

2006年の持株会社化以来、各子会社の既存データセンターからデータを集約する方式でのシステム連携を進めてきたが、地域や季節によって特性が異なる各店舗で多様なニーズに対応するため、鮮度の高いリアルタイムな情報の分析や、基幹業務プロセスを標準化、効率化できる柔軟なシステムが求められていた。

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