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はなまる/CRM施策をモニプラに全面移管

2016年08月19日 12:30 / IT・システムトピックス商品店舗経営

「はなまるうどん」を展開するはなまるは、従来のメルマガ施策に代わるWebコミュニケーションの基盤として、新たなCRM(顧客関係管理)施策を開始した。

<はなまるうどん ファンサイト>
はなまるうどん ファンサイト

はなまるでは、店舗の販促POPなどを通じて登録されたメルマガ会員約3万人に向けて、定期的にクーポンや店舗情報などを配信してきた。

しかし、SNSやスマートフォンの急速な普及によって生活者のライフスタイルが大きく変化したことから、従来のメルマガでは顧客とのコミュニケーションに限界があると感じていた。

お客の来店目的やメニューへの感想など、顧客の消費動向や嗜好をしっかりと可視化しマーケティングに活用することで、さらなる来店促進に繋げていきたいと考えていた。

<はなまるのCRM施策>
はなまるのCRM施策

2015年より、SNSマーケティングプラットフォーム「モニプラ」を利用して、顧客向けコミュニティサイトの「はなまるうどん ファンサイト」を開設した。

導入後、従来のメルマガを停止し、CRM施策をモニプラの「コミュニティ機能」で構築した「はなまるうどん ファンサイト」へ移管した。

約1年で2万人を超える顧客ネットワークを確立し、Facebook、Twitter、Instagramの公式ページ投稿をファンサイト上へ集約し、情報発信の”総合的な基盤”として活用している。

移管後は、配信エラーの多かった従来型携帯電話(フィーチャーフォン)への配信を廃止し、生産性を改善したほか、登録時に「年齢・性別」といった属性情報のほか「店舗の利用頻度」や「商品選択時に重視するポイント」といった定性的な情報もアンケートで取得し、マーケティングの精度を向上した。

<店頭でのポスター>
店頭でのポスター

その結果、コミュニティ会員にメールで配信されたクーポンの利用率がメルマガ経由の2%から6%に向上するなど、CRM施策の大幅な効率化を実現したという。

■モニプラ(monipla)
https://www.aainc.co.jp/service/monipla/

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