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イオンディライト/電子マネー対応の新型決済を自動販売機に導入

2017年03月21日 12:30 / IT・システム

イオンディライトとビリングシステムは、ビリングシステムが日本で販売を行っているOn Track Innovations Ltd.(OTI)のカードリーダーソリューションの新製品EMV/NFCカードリーダー「SATURN 8700 PLUS」(OTIリーダー)を搭載した飲料自動販売機によるサービスの提供を開始した。

<サービスの概要>

OTIリーダーはイオンディライトの開発協力により電子マネー「WAON」に対応した、飲料自動販売機向けとしては初めての電子マネー対応シンクライアント型決済端末となる。

初年度となる2017年度は、イオンディライトの約3000台の飲料自動販売機へOTIリーダーの搭載を予定している。

OTIはNFCリーダーやキャッシュレス決済ソリューションなどの領域において多くの知的財産権を有し、自動販売機、POSレジ、ガソリンスタンド、コインパーキングでのキャッシュレス決済、公共交通機関の乗車券販売等世界各地で豊富な実績があり、高い品質と価格競争力のある製品を提供している。

OTIの製品はVisaMSD/qVSDC、MasterCard PayPass-M/Chip、EMV、AMEX ExpressPay、Discover ZipNetwork、Mifare、Proximityなど、数多くの認証を取得しており、最新の決済ソリューションにも対応している。

価格競争力、保守性、耐久性、セキュリティに非常に優れた性能を有しているOTIリーダーは、順次日本国内の電子マネーおよびEMVコンタクトレス方式のクレジットカード決済等への対応を予定している。

イオンディライトの自動販売機で電子マネーカードをタッチすると、シンクライアント対応決済センター(決済センター)とOTIリーダーとの間で、秘密情報などの送受信が行われ決済が完了する。

その後、決済センターからのデータを元にアクワイアラーがイオンディライトに対して電子マネーの精算を行う。

これにより飲料自販機向けとしては初めて、電子マネー対応のシンクライアント型決済リーダーソリューションを実現したという。

イオンディライトは従来の自動販売機向け決済端末と異なるOTIリーダーを採用することで、将来的には訪日旅行客に対応可能なクレジットカード決済などをセットした自動販売機の提供が可能になる。

シンクライアント型の決済方式とすることで、今後は期間限定のキャンペーンポイントといった各種ポイントサービスにも対応することが可能となり、お客により安全で利便性の高い自動販売機サービスを提供することができる。

自動販売機の設置先で利用可能な電子マネーブランドを追加する際には、管理者側のサーバーからのアップデートのみで即時対応が可能となるという。

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