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凸版印刷/商品偽造防止、ホログラム発色で真贋判定の新技術

2017年06月02日 12:30 / IT・システム

凸版印刷は5月24日、専用ホログラムをスマートフォンで撮影するだけで真贋の機器判定が可能な新技術を確立したと発表した。

<専用ホログラム>
専用ホログラム

自動車部品や医薬品、化粧品業界など偽造・模造被害の深刻化が懸念される業界に向け、ホログラムラベルと真贋判定システムをパッケージ化した新サービスとして、2017年度中のサンプル出荷を目指す。

<真贋判定のイメージ>
真贋判定のイメージ

新技術は、凸版印刷が独自に設計・開発した専用ホログラムの光学設計情報と、スマートフォンのカメラで撮影した同ホログラムの高精度な光学分析結果とを比較し、真贋判定を行うもの。

一般的に普及しているスマートフォンで真贋判定ができるため、消費者自身で、購入商品の真贋判定ができる。

真贋判定のための専用機器が不要なため、導入負荷を軽減できる。

例えば、商品の工場出荷時にホログラムラベルを貼付することで、流通・販売・消費・利用の各場面において、スマートフォンで撮影するだけで、誰でも高精度な真贋判定を行うことができるという。

<真贋判定サービスの利用イメージ>
真贋判定サービスの利用イメージ

凸版印刷は新技術を用いた真贋判定サービスの開発を進め、2017年度中にテストマーケティングを実施し、2018年度秋からサービスの提供を開始、2020年までに関連受注を合わせ約10億円の売上を目指す。

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