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ロイヤルHD/食器洗浄工程のロボット化向け実証実験

2018年06月26日 11:40 / IT・システム

ロイヤルホールディングスは6月27日、グループ内の外食事業会社アールアンドケーフードサービスが運営するサラダバー&グリルレストラン「シズラー 新宿三井ビル店」にて、食器洗浄工程にロボットシステムと超小型高圧食器洗浄機を導入する。

<ロボットシステム(左)と超小型高圧食器洗浄機(右)>
ロボットシステム(左)と超小型高圧食器洗浄機(右)

2018年から同社が推進している人とロボットが作業を分担して協働を目指す実証実験としての取り組みとなる。

実証実験を通して作業の効率化と省力化を達成し、働きやすい環境づくりとさらなる顧客満足度向上を図る。

<ロボットによる食器の持ち上げ>
ロボットによる食器の持ち上げ

実証実験では、同社のイノベーション創造部が中心となり「シズラー 新宿三井ビル店」の食器洗浄工程へ、ロボット向け制御アルゴリズムのライセンス事業を行うチトセロボティクスのロボットシステム(食器のピッキングと収納)と洗浄機製造・販売などを行うKyoDoの超小型高圧食器洗浄機(食器類の洗浄)を導入する。

飲食店の食器洗浄工程は店舗運営を支える重要な工程だが、バスボックスなど重い什器を扱い、中腰の姿勢で水作業を行うなど身体への負担がありながらあまり技術革新が進んでいなかったという。

実証実験は2018年6月末から1年間を予定し、計画ごとに3段階に分けている。

効率面(稼働時間・稼働人員・水道光熱費増減など)と、効果面(簡素化と働きやすさ・食器の洗い上がり状態など)の2項目から生産性が向上しているかを検証。

今回開始する第1段階では、ロボットシステムと超小型高圧食器洗浄機を導入して、5種類の皿の洗浄からピッキングと収納まで、人とロボットによる協働のあり方を検証する。

実証実験終了時には、食器洗浄工程で皿の洗浄を全てロボットにより運用することを目指す。

今回、既存店で実証実験の結果を得ることで、他既存店へのイノベーション拡大を図る。

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