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高輪ゲートウェイ駅/無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」認識成功率90%

2020年05月19日 11:30 / IT・システム

JR東日本グループで無人AI決済店舗の開発を進めるTOUCH TO GO(タッチトゥーゴー・TTG)はこのほど、JR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」構内に展開する第1号店の営業概況を公表した。

<店舗外観>
店舗外観

3月23日に、無人AI決済店舗の第1号店となる「TOUCH TO GO」を開業し、1カ月を迎えたことを受け、実績を取りまとめた。

TOUCH TO GOは、ウォークスルー型の完全キャッシュレス店舗で、カメラなどの情報から入店客と手に取った商品をリアルタイムに認識して、決済エリアにお客が立つとタッチパネルに
商品と購入金額を表示。

お客は、商品を持ったら、出口でタッチパネルの表示内容を確認して支払いするだけで買い物ができる。

店舗面積は約60m2、弁当、惣菜、菓子、飲料など約600種類を販売する。決済方法は、交通系電子マネーだが、今後、クレジットカードやその他の電子マネーにも対応する予定だ。

<店舗内観>
店舗内観

開業後、多くのお客が利用したデータを元に改良を重ね、安定して認識成功率90%超を達成し安定稼働しているという。

また、非対面・無人決済により買い物中の人との接触を極力減らすことができるため、新型コロナウィルス等の感染症対策としても効果が期待できる。

<利用方法>
利用方法

無人AI決済システムは、商品スキャンが不要で、対面無人で商品の識別と決済ができ、お客対応は遠隔コールセンターで一括対応する。また、既存設備に変更なしで導入できるのが特徴となっている。

<サービスの特徴>
サービスの特徴

TTGは、無人AI決済システムを人材不足に悩む、小売り店や飲食店向けの省人化のソリューションとして提供する。

<サブスクリプションサービスも予定>
サブスクリプションサービスも予定

今後、数人程度の人件費相当で利用可能な月額サブスクリプションのサービスとして、このソリューションを展開する計画だ。

早朝・夜間のスタッフ不足に悩む小売店、店舗運営が困難な地方売店、ガソリンスタンド併設店舗などの利用を想定している。

■店舗概要
所在地:高輪ゲートウェイ駅2階改札内
営業時間:7時~21時
店舗面積:約60m2
取扱商品:弁当、惣菜、菓子、飲料など約600種類
決済方法:交通系電子マネー
※今後、クレジットカード・その他電子マネーなどにも順次対応予定

■TOUCH TO GO
https://ttg.co.jp/

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