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いなげや/創業から歴史展示「すこやけく史料室」開設

2020年05月19日 11:20 / 店舗

いなげやは5月20日、東京都立川市の本社1階に「いなげやすこやけく史料室」を開設した。2020年に創業120周年を迎える一環で、創業記念事業として開設する。

<すこやけく史料室入口>
すこやけく資料室入口
写真提供:いなげや

「すこやけく」とは、「健やか」と「希求(けく)」をあわせて「すこやかなことをこいねがうこと」を意味する造語で、いなげやの従業員が大切にしている言葉となっている。

いなげやの商売の原点は、創業者の猿渡波蔵(さわたりなみぞう)氏が、1900年に現立川駅前に移り住み、塩干物の引き売りをしたことにある。

施設は「温故知新」をテーマとし、いなげやの創業から現在までの歴史を学ぶ場であると共に、創業の精神と経営理念である「すこやけくの実現」と「商人道の実践」の浸透を目的としている。

史料室は、新たな発見、そして未来のいなげやが進むべき方向性を見出す場所として位置づけている。また、次世代を担う人財育成の場としても活用する。

<施設レイアウト>
施設レイアウト

施設のデザインコンセプトは「一冊の本」で、積み重ねてきた歴史を、まるで本のページのように紐解く7つの部門で構成する。

<すこやけくのゾーン>
すこやけくのゾーン

入口には、稲毛屋一号店のファサードとして1930年の稲毛屋魚店を再現した。経営理念「すこやけく」のゾーンでは、経営理念を象徴した「すこやけく像」を展示、二代目社長の猿渡栄一氏のことばなどを紹介する。

<いなげや物語>
いなげや物語

「いなげや物語」では、創業者、初代から三代目社長までの創業家の功績を紹介。「会社の歴史と概要/映像」では、1955年頃の稲毛屋立川北口店と駅前風景を展示する。

<120年のあゆみ>
120年のあゆみ

「120年のあゆみ」では、1900~2020年の年表一覧、歴史的資料の展示を実施。「現在から未来へ」は、環境・社会貢献活動、PB商品紹介、未来予想図を展開する。

<グループの挑戦>
グループの挑戦

最後に「グループの挑戦」では、いなげやグループ店舗・センター・店舗オペレーションの変遷などを紹介している。

これからもいなげやは、常に「お店はお客様のためにある」という精神に基づき、地域のお役立ち業としてライフラインを確保し、安心安全な食の提供と、豊かな社会の実現に貢献すべく、取り組んでいくという。

■いなげやすこやけく史料室
所在地:東京都立川市栄町6-1-1いなげや本社1階
面積:121.602m2
開設日:2020年5月20日(水)
開館時間:9時30分~17時30分(入館は17時迄)
休館日:土曜日・日曜日・祝日・年末年始
※当面の間、一般公開は見合わせる

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