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エッグスンシングス/「テーブルオーダー」で注文・会計250時間削減

2020年07月27日 16:30 / IT・システム

EGGS’N THINGS JAPANは7月27日、入店後、テーブル上にあるQRコードからメニューを読みとりオンライン上で注文・決済できる「テーブルオーダーシステム」の導入により、注文・会計に関する作業時間を月間約250時間削減したと発表した。

<設置されたQRコードを顧客が自身の端末で読み取り>
自身の端末で読み取り

同日行われた非接触型「AIアバターレジ」構想記者発表会で、松田公太社長が明らかにしたもの。

同社は、Withコロナ時代の飲食業界におけるDXとして、「Customer Along Service」(以下:CAS)の構想を発表。ホスピタリティーを重視しながら、デジタルによる顧客利便性向上と店内作業の効率化を目指す。

現在、オンラインで時間指定・注文・決済の上、店舗でテイクアウトができる「事前注文システム」を一部を除き、Eggs’n Things・Eggs’n Things Coffee全店舗に導入、店員に告げることなく、顧客の動きを確認することができる「カスタマートラッキングシステム」の採用など店舗のデジタル化を進めている。

Eggs’n Things Coffee御殿場プレミアム・アウトレット店、Eggs’n Things Coffee イーアス沖縄豊崎店で採用している「テーブルオーダーシステム」は、店員を呼ぶことなく、設置されたQRコードを顧客の端末を使って、専用ウェブサイトから注文・決済まで完了する。

<専用ウェブサイトから注文・決済まで完了>
専用ウェブサイトから注文・決済まで完了

顧客の案内、レジ作業が不要で、店舗の省人化、席回転率向上に寄与。来店客の約23%が利用し、注文・会計に関する作業時間を月間約250時間削減するという成果を上げている。

また、使い慣れた自分の端末で注文ができるため衛生的。店員と顧客との接触機会は「料理提供時」のみとなり、安全性も確保されるという。

同システムは、レター社より、月額2万円~3万円程度で他社へも近日提供する予定だ。

<「他業種とも連携」と松田社長>
松田公太社長

松田社長は、「新型コロナウイルス感染症の拡大は、人手不足により、作業はITに任せることでオペレーションを効率化、空いた時間をさらなるホスピタリティに専念することを考えていた当社の取り組みを加速化させた。CASは企業の都合だけでなく、お客様にも一緒に(Along)メリットのあるスマートなオーダーなどを提供していく構想」。

「外食業界ではレジ作業、現金を数える作業は負担が大きい。ウィズコロナの時代に利益を上げ、生産性を向上させるために、テーブルオーダーを利用することで、顧客利便性ととともに、店内作業の負担を削減。顧客とスタッフが非接触で飲食しやすい環境づくりを進めていく」としている。

■「テーブルオーダーシステム」問い合わせ先
https://retar.co.jp/html/contact.html

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