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クラシル/初期費用無料「ネットスーパー立ち上げサービス」

2020年08月20日 13:30 / IT・システム

レシピ動画サービス「クラシル」を運営するdelyは8月18日、新規事業として、小売事業者向けに初期費用無料、システム開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能なサービス「クラシルリテールプラットフォーム」の提供を開始した。

<初期費用0円・システム開発不要のネットスーパー開発>
ネットスーパー

「クラシル」は、2016年開始の「くらしをおいしく、あたたかく」をコンセプトに、管理栄養士が監修した「かんたんにおいしく作れるレシピ」を3万8000件以上提供するレシピ動画サービス。2020年7月にはクラシルアプリの累計ダウンロード数が2400万を達成した。

「クラシルリテールプラットフォーム」は、ネットスーパーの立ち上げ・運用から店舗販促のデジタル化までをクラシルが一貫してサポートするもの。初期費用は無料、月額利用料(定額)とレベニューシェア(従量)という料金体系。小売事業者としては、リスクを小さく事業を立ち上げられる。

<クラシルが一貫してシステムサポート>
システムサポート

基幹システム構築、アプリ・Webの注文フロント、ピッキング作業管理、配送ドライバー管理までを一気通貫でシステム開発し、運用段階では専門人材によるプロフェッショナルサポートを行う。

局所的なシステム開発ではなく、サプライチェーン全体を支えるソリューションを提供するという。

また、「クラシルリテールプラットフォーム」は、「クラシル」からの送客が可能。日常的に「献立を決める」「レシピを探す」ユーザーに対し、直接ネットスーパーの利用を促すことで、安定した送客を目指す。

<レシピ動画アプリ「クラシル」から送客も>
「クラシル」から送客も

ネットスーパーに参加する店舗数、商品点数、地域などの限定はない。

「小売事業者ごとの単独アプリ型」、「クラシルアプリへの組み込み型」の2タイプのネットスーパーアプリを用意した。

「小売事業者ごとの単独アプリ型」は、小売事業者様の自社ブランド(店舗)名義で、単独のモバイルアプリを開発。顧客にとって親しみと信頼感のあるブランド名でサービスを提供できる。

また、店舗受け取りなど自社オリジナルの機能開発も可能となっている。

「クラシルアプリへの組み込み型」は、レシピ動画アプリ「クラシル」の中に、ネットスーパー注文機能を追加する形でサービスを提供する。レシピや献立とのシームレスな連携、クラシルユーザーの送客による新規顧客の獲得が期待できるという。

「クラシルリテールプラットフォーム」は、オフラインの店舗販促のデジタル化サポートを現在実施している。「クラシル」アプリ内および専用Webに、店舗ごとの電子チラシを掲載している。

さらに、クラシルが保有する3万8000件以上のレシピコンテンツと連携し、お買い得商品を使ったレシピを提案。今後は、電子チラシ閲覧やレシピ検索などのユーザー行動データを活用し、顧客ひとりひとりに最適化されたコミュニケーションを計画中だ。

同社広報は、「クラシル立ち上げ時から、レシピ動画ユーザーとスーパーを結ぶサービスを構想していた。今回の新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、ネットスーパーを初期費用無料で立ち上げられるプラットフォームを開発し、DXを推進したいスーパーの課題解決をサポート。サービスの本格開始は今秋を予定している」としている。

■問い合わせ先
krp@kurashiru.com

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