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JR西日本/テナントスタッフによるコーディネート提案で来店促進

2022年01月24日 13:30 / IT・システム

JR西日本SC開発とJR西日本アーバン開発は1月21日、バニッシュ・スタンダードが提供する「STAFF START(スタッフスタート)」を導入すると発表した。

JR西日本SC開発が運営する大型ショッピングセンター「ルクア大阪」「天王寺ミオ」、JR西日本アーバン開発が運営する「ピオレ姫路」の各公式サイトにおいて、2月1日から「STAFF START」を導入し、テナントスタッフのコーディネートをきっかけとした、SCへの来店促進を図る。

<取り組みの概要>
取り組みの概要

JR西日本グループのSCでは、新しい生活様式にも対応し、事業パートナーであるテナントと協働して、利便性の高いオンライン接点と価値ある実物体験を提供することによりリアル店舗への来店を促進するとともに、新たな収益の機会にもつながる、JR西日本グループのSCならではのOMO(Online Merges with Offline:オフラインとオンラインの融合)ビジネスの構築を目指す。

導入開始時のコーディネート掲載店舗は、ルクア大阪33店舗、天王寺ミオ16店舗、ピオレ姫路12店舗からスタートし、順次、掲載店舗を増やす予定だ。

身近なスタッフコーディネートの発信を通じて、リアル店舗への来店促進を目指すコロナ禍を経て、商業施設においては、非接触非対面やオンラインの仕組みが広がる一方で、デジタルでは替えることのできない現地・現物・現人による体験がより大きな満足や感動をもたらすという「リアルの価値」が改めて再認識されている。

JR西日本グループのSCでは、今後も変わるもの・変わらないものを見定め、新しい生活様式に対応していくことをめざし、駅立地の利便性と魅力的な店揃えを強みにしながら、各SCの公式サイトやスマートフォンアプリ「WESPO(ウエスポ)」等で情報を発信し、リアル・オンライン問わずあらゆる接点でお客との緊密なコミュニケーションに力を入れてきた。

最近では、お客が情報を得る手段として、頻度高く更新された鮮度の高い情報をタイムリーに発信するSNSなどに注目が集まっており、各SCの公式サイトもその内容を拡充することは必須となっている。一方で、豊富な商品知識を持つテナントスタッフによるコーディネート提案や一人ひとりのお客に合わせたきめ細やかな接客は、SCが有する大きな魅力の一つであることは今後も変わらない。

そこで、テナントスタッフが自店の公式サイトにコーディネート画像等を投稿する際に活用している「STAFF START」に着目し、各SCの公式サイトと「STAFF START」との連携により、各SCの公式サイトにも同時に投稿できる仕組みを「ルクア大阪」「天王寺ミオ」「ピオレ姫路」に導入することとした。

「STAFF START」の導入により、各SCの公式サイトにおいて、テナントスタッフ発の魅力的なコンテンツの提供を通じて、「実際にこのスタッフの接客を受けたい」「商品を手に取って確かめたい」「試着したい」といった、テナントスタッフとお客の出会いをつくり、リアル店舗への来店が促進されることが期待できる。

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