カルビー/商品パッケージ校正作業の一部を自動化
2022年05月11日 13:50 / IT・システム
カルビーは5月11日、Tooが提供するTooAI SUITEを利用し、商品パッケージの校正作業の一部を自動化する独自のシステムを導入したと発表した。
同システムは「Calbee Automatic Proofreading System」の頭文字をとってCAPSと命名され、2021年夏よりポテトチップスなどのピロー包装商品での導入を開始した。
これまでにシステムでチェックして発売した商品パッケージは500点以上に及び、作業時間を約3割削減すると同時に表示ミスの低減が可能となったという。
パッケージには、原材料、アレルゲンなど健康や法令順守の観点からも重要な情報を掲載しており、校正業務のほとんどは、人の目によるもので、膨大な労力と時間を要していた。
同システムの導入により、入稿前のテキストチェックは、商品パッケージの管理ルールに基づいて、CAPS自動チェックに切り替えた。原材料名、アレルゲン、栄養成分表示などの各項目をチェック。間違っている部分は赤く、要注意箇所は黄色く表示されるなど、スムーズに校正結果を把握できるようになっている。
2022年4月からは、シリアル食品である「フルグラ」にも対象を拡大し、校正業務の効率化を推進している。
■「TooAI SUITE」問い合わせ先
https://www.too.com/
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