カルビーほか/神奈川県の小学校で使用済みプラスチック容器の回収実験
2023年08月22日 14:59 / 経営
カルビーは8月28日、相模原市立橋本小学校(神奈川県相模原市)で、家庭での使用済みプラスチック容器の回収実験を開始する。
期間は9月23日まで。アールプラスジャパンに資本参加している5社(カルビー、サントリーホールディングス、三友プラントサービス、ヤクルト本社、リスパック)による業界横断の取り組み。
<カルビー社員による授業>
同校では、「SDGsのまちHASHIMOTO」をスローガンに掲げ、6年生を対象に「SDGs教育」を実施。その一環として実験に参加する。開始に先立ち、5月末に参加各社による授業を受けたうえで、児童自らが回収箱を作成。回収方法の考案や目標数値設定なども行った。
6月下旬にはプラスチックの仮回収を行い、その結果を踏まえて方法を改善。今回の実験では、回収量の向上を図る。
回収したプラスチック容器の品質・量を調査し、アールプラスジャパンが開発中のリサイクル技術への適用を検討することで、将来的なプラスチック容器資源循環の可能性を探るという。なお、回収したプラスチックは、児童によるアイデアをもとにリサイクルし、再資源化して活用する計画だ。
<回収の流れ>
プラスチックマークの付いた菓子袋、弁当・総菜容器、プラスチックマークの付いた乳酸菌飲料容器、ペットボトルとそのキャップを対象に、水ですすいで乾燥させたものを参加児童が学校へ持参し、児童自らが作成した回収箱にて回収する。参加児童は、他学年の児童にも、掲示物や各教室への声掛けなどによって参加を呼び掛ける。さらに、「ごみ分別アプリ」上に参加児童が作成した動画・ゲームを組み込み、アプリを活用することで楽しみながら回収に参加できるようにするという。
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