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大創産業/SmartDBで世界約6000店舗のマスタ管理を一元化

2022年06月10日 12:40 / IT・システム

大創産業は6月7日、ドリーム・アーツの大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(スマートデービー)」を採用したと発表した。

<新「店舗マスタ」アプリを開発>
新「店舗マスタ」アプリを開発

SmartDBは、業務デジタル化クラウドで、現場個別の業務から全社横断業務までノーコード・ローコードで開発可能。ワークフローとWebデータベースを中⼼に多彩な機能をもち、柔軟な外部システム連携、きめ細やかな権限管理、高度なセキュリティー要件にも対応している。

三菱UFJ銀行、大和ハウス工業、立命館大学など、大企業を中心に50万人以上が利用している。サービス基盤としてマイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を採用、利用規模の変化、コンテンツの増加にも柔軟に対応できる環境を実現している。

大創産業では全世界に展開する約6000店舗以上の店舗マスタ管理一元化を目的に、2022年3月よりSmartDBの本格利用を開始。今後は、現場部門が主体となってあらゆる業務をデジタル化することを目的に、SmartDBをノーコード・ローコード開発の内製化基盤として活用する全社的なプロジェクトも推進していく予定だ。

大創産業は、今期500店舗の新規出店を目指すなど毎年事業成長を継続している。その一方、事業成長と店舗数の増加にあわせて店舗管理上の情報量が増大している。全世界約6000店舗以上の情報を管理する業務は、煩雑になっていた。旧来の店舗マスタはスクラッチ開発システムであり、改修にはコストや時間がかかることから、業務環境の変化に合わせた管理項目の変更さえもできない状況にあった。結果として、店舗マスタとは別にExcelなどを用いた二重管理が必要となるなど、無駄な作業が発生していた。

そこで、店舗情報の一元管理により本部・店舗の業務負荷を軽減するとともに、情報の鮮度・正確性を向上させ、店舗運営をさらに戦略的に実行できる環境づくりを目指し、SmartDBを基盤とした新「店舗マスタ」アプリの内製化を決定した。

SmartDB採用の決め手は、内製化できる「開発容易性」と、店舗マスタとして多様な情報を扱うWebデータベースとしての「表現力」だった。店舗に関わる情報は、店舗責任者、店長などの従業員の情報から設備、什器、契約関係の書類まで数多くのデータ形式が存在するため、SmartDBであればこれらをひとつのツールで自在に管理できる点が高く評価されたという。

新「店舗マスタ」アプリの開発は、ドリーム・アーツの支援を受けながらもあくまで大創産業の社内スタッフが中心になり実施。2021年10月SmartDB導入後、2022年1月からの試験利用を経て、3月から本格稼働を開始した。なお、事務にかかっていた時間のうち年間約2万時間の削減を目指している。新「店舗マスタ」アプリは周辺システムとのシームレスな連携を前提に設計。すでに人事情報や就業時間を管理する人事システムとは連携が完了しており、今後は、MDシステム、BIツール、自社コーポレートサイトとの連携も検討している。

また、今後は全社のさまざまな業務を現場部門が主体となってデジタル化することを目的として、SmartDBをノーコード・ローコード内製化基盤として活用する全社的なプロジェクトを推進している。まずは、ワークフローシステムを SmartDBへ移行するプロジェクトとして、情報システム部、店舗開発本部、店舗運営本部、内部統制課、財務経理本部をはじめとした複数部門が参画し、プロジェクトを開始している。

大創産業執行役員の渡邊有和開発本部長は、「店舗の売り上げ向上や円滑な店舗運営を実現するためには、店舗にかかわる各要素を徹底的に管理することが重要です。店舗運営には、多くの部門が関係しているため管理したい情報が肥大化・複雑化してしまいます。SmartDBで店舗マスタを刷新、構築することで、利用者のことを考慮した情報の⼀元管理が可能になります。店舗マスタを中⼼としてさまざまな業務をSmartDBでデジタル化することで、効率的な店舗運営がおこなえる環境をつくり、お客さまへの価値提供に還元していきます」とコメントしている。

■詳細はこちら
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/news/information/in220607/

■SmartDB(スマートデービー)について
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/

■ドリーム・アーツについて
https://www.dreamarts.co.jp/
1996年12月設立。大企業向け業務デジタル化クラウドSmartDB、多店舗オペレーション改革を支援する「Shopらん(ショップラン)」、大企業の働き⽅を変えるビジネスコックピット「InsuiteX(インスイートエックス)」などのクラウドサービスを開発・提供している。

■問い合わせ先
ドリーム・アーツ
住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー29階
広報担当:佐藤
TEL:03-5475-2502・080-7023-7602
E-mail:pr@dreamarts.co.jp

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