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アマゾン/地域の中小企業に商品配送を委託

2022年12月19日 15:45 / IT・システム

Amazonは12月19日、新しい独自の配送プログラム「Amazon Hub デリバリーパートナープログラム」を発表した。

<新配送プログラムを発表>

顧客の手元に商品を配送するラストマイルの新しいモデルで、地域の中小企業にAmazonの商品の配達を委託し、報酬を支払うという仕組み。現在、雑貨店、写真館、レストラン、新聞配達店、居酒屋、美容室、花屋、アパレルショップ、コーヒーショップ、犬のブリーダーなど、数百の中小企業がパートナーとして、空き時間を利用してAmazonの商品を近隣に配達している。

Amazon Hub デリバリーパートナーは、その日の営業スケジュールに合わせて、空き時間などに配送を行うことができる。まず、Amazonが決められた日にパートナーの事業所や営業所、店舗などに商品を届け、そこからパートナー企業のオーナーやスタッフが空き時間を利用し、末端顧客の指定配送先に届ける。これにより、パートナー企業は本業に従事しながら、隙間時間を利用して副収入を得られる。

同プログラムでは、全てのパートナーが店舗や事業所から最長約2Km圏内で配達する。その手段は自由に選択できるが、多くのパートナーが自転車や徒歩で配達する。配達する商品の個数はさまざまだが、現在のところ、通常1日に約30~50個を数時間程度で全配達を完了できるという。

所定の条件を満たせば誰でも登録可能。配送パートナーになるための主な条件は、オーナーまたはスタッフなどがオフピーク時に配達時間を確保できること、そして商品を保管するための十分なスペースがあることなど。現在、Amazon Hub デリバリーパートナープログラムの募集対象エリアは、東京・千葉・埼玉・神奈川・大阪・京都・兵庫・愛知・福岡の9か所だが、今後、日本全国へエリアの拡大を目指していく。

■Amazon Hub デリバリーパートナープログラム
https://logistics.amazon.co.jp/marketing/hub-dp

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