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日本調剤/ツクイのデイサービスでオンライン服薬指導サービス提供開始

2023年01月18日 13:20 / IT・システム

全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤とツクイは3月から、ツクイのデイサービスを利用するお客に対し、日本調剤オンライン薬局サービス「NiCOMS(ニコムス)」を用いたオンライン服薬指導サービスを11カ所で提供する。

<サービスの概要>
サービスの概要

日本調剤とツクイが要支援から要介護までの高齢者65名を対象に行ったアンケートによると、約8割が月に1回以上通院および処方薬の受け取りをしており、受け取り方法については約7割が家族やヘルパーのサポートを得ているということが分かった。また、ケアマネジャー1人が担当している高齢者の平均人数27.6人中、約3分の1の9.3人が「薬を飲んだことを忘れてしまう」「飲み忘れや飲み残しによる残薬が常にある」などの服薬に関する課題を抱えているというデータもある。

そのため、独居世帯や高齢者世帯が増加する中で、適切な服薬管理や服薬適正化が高齢者の在宅生活の延伸につながるものと考え、2022年8月1日から、「日本調剤花小金井北口薬局」(東京都小平市)と「同泉山手台薬局」(神奈川県横浜市)とデイサービスの「ツクイ小平花小金井」、「ツクイ横浜中田」で3カ月の実証を行っていた。

実証後のヒアリングでは、「ケアマネジャー、家族が半日かけて関わっていたものが、予約のため待たずに対応できた」「自分の服薬状況を正しく伝えることができず、介護スタッフによって伝えることができた」「ケアマネジャーより在宅にて飲み忘れが増えたことを伝え、一包化し日付を付けることで服薬状況の改善につなげられた」といった声があった。

今回、サービスを通じて、ツクイのデイサービスを利用するお客がデイサービス利用前後の時間に「NiCOMS」を活用することで、オンライン服薬指導から処方薬の受け取りまでが可能となる。サービスは3月に11カ所で提供を開始後、随時、提供事業所を増やす予定だ。

デイサービスでは、スタッフによるタブレットの操作サポートや、お客の同意の上で、ケアマネジャー、介護スタッフ、看護師などの専門職がオンライン服薬指導に同席し、薬剤師と連携することで、高齢者の服薬管理や服薬適正化などに生かすという。

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