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ヤフー/契約管理業務のデジタル化にSmartDB導入

2023年01月26日 10:00 / IT・システム

企業向けクラウドサービスのドリーム・アーツはこのほど、ヤフーが、大企業向け業務デジタル化クラウド「SmartDB(スマートデービー)」を導入したと発表した。ヤフーは2022年11月よりSmartDBで構築した業務アプリの運用を開始した。

ヤフーは、ポータルサイトYahoo!JAPANをはじめ、eコマース・会員サービス・インターネット広告など約100のサービスを提供している。ヤフーではこれまで契約管理には、自社開発のスクラッチシステムを利用していた。しかし、経営環境の変化などによりシステムにおいても柔軟な対応が求められるなか、システム改修のたびに多大なコストや時間を要する状態に。また改修を続けて複雑化したシステムは、そもそも改修すること自体が難しい、外部システムとの連携ができない、などの課題も発生していた。

ドリーム・アーツが実施した調査では、多くの大企業でヤフーと同様の、またはそれ以上の課題を抱えており、契約管理にかかる一連業務は「部分的なデジタル化」に留まっている、現場のユーザーほど各種システム同士や業務が分断していることに課題を強く感じている、といった状況が明らかになっている。ヤフーでは、こうした多くの課題を抱える大企業のなかで先駆けて、契約管理業務の「あるべき姿」を現場ユーザー目線で整理し、持続可能な業務システムとして再構築するため、SmartDBの導入を決めた。

今回、ヤフーでは契約ライフサイクル管理に特化したシステムや汎用型データベースツールなどを比較・検討した。その結果、SmartDBが契約管理業務など、自社の業務に応じた柔軟な画面設計や文書管理が実現できることはもちろん、社内外の環境変化を素早くシステムに反映できるという点が評価され採用に至った。

また、ほかのシステムとも柔軟なAPI連携が可能であり、ヤフーが利用している電子契約サービス「DocuSign」とも連携することで、契約管理業務全体がシームレスにつながる点も評価された。

<契約管理におけるSmartDBの活用範囲のイメージ>
SmartDB

ドリーム・アーツ執行役員の増本大介協創パートナー推進本部本部長は、「リーガルテックや改正電子帳簿保存法への対応などバックオフィス向けクラウドサービスが次々と登場する昨今ですが、ドリーム・アーツの調査にあるとおり、契約管理におけるデジタル化の課題はいまだ山積みで、特に現場のユーザーの課題意識が高い状況だ。今回、ヤフーと取り組んだ契約管理システム構築プロジェクトでは、ヤフーを象徴する徹底した“ユーザーファースト”で進められている。数多くの事業を展開するヤフーにおいて、日々発生する膨大な数の契約業務では、厳格な法務チェックや徹底した期日管理が求められる。同時にヤフーでは、ユーザーである業務部門の生産性を高める仕組みであることも重要視している。そして、ヤフーの徹底したユーザー目線とドリーム・アーツとの協創で生まれたSmartDB®の業務アプリが、ヤフーの契約管理業務に貢献し、さらにはビジネスの発展に寄与することに期待し、心躍らせている」とコメントしている。

■リリースの詳細
https://hibiki.dreamarts.co.jp/smartdb/news/information/in230126/

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