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NEC/注文・会計機能と配膳ロボットが連携、店舗スタッフの負担削減

2023年08月10日 11:25 / IT・システム

NECプラットフォームズは8月10日、飲食店向けPOSシステム・オーダーエントリーシステム(以下:OES)の「FoodFrontia」において、店舗での料理の注文から会計まで一連の店舗運営機能と、複数機種の配膳ロボットの連携を実現するサービス「マルチ配膳ロボット連携」を提供開始した。

<配膳ロボットと会計システムなどが連携>
配膳ロボットと会計システムなどが連携

同サービスは、ハンディ端末やセルフオーダー端末からの遠隔操作や会計機能との連携などにより、配膳ロボットの効率的な運用で下げ膳所要時間が1回あたり約40%削減可能。店舗の業務効率化、顧客満足度向上を支援するもの。

また、配膳ロボットの配膳する料理が到着する前にセルフオーダー端末での確認、セルフオーダー端末から食器類の下げ膳を配膳ロボットに依頼できるなど、ホールスタッフの負担軽減だけでなく、店舗利用者の快適性向上も実現するという。今後4年間で3000台の配膳ロボットの店舗導入を目指す。

飲食業界で人手不足などから、配膳ロボットの活用が進んでいるが、会計システムや注文システムとロボットが統合的に連携していない場合、スタッフがホールの状況を目視で確認しながら、直接ロボットに配膳・下げ膳の指示操作をする必要があるという課題があった。

<マルチ配膳ロボット連携サービスのシステム構成>
マルチ配膳ロボット連携サービスのシステム構成

今回、「FoodFrontia」の店舗運営機能と他社製の配膳ロボットの連携を実現したことにより、ホールスタッフの店舗内の移動距離を減らし、店舗業務の効率化を実現。複数機種の配膳ロボットと連携できるため、店舗規模に応じた配膳ロボットの選択、異なる種類の配膳ロボットを混在させた運用が可能となっている。

■「FoodFrontia」マルチ配膳ロボット連携
標準価格(税別):1万600円から
※ロボット1台当たりの月額費。「FoodFrontia」導入店舗で利用可能。
(旧機種など導入機種により諸条件あり)

■「FoodFrontia」問い合わせ先
NECプラットフォームズ リテールソリューション事業部 ソリューションDX統括部
Mail:info@food.jp.nec.com

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