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リンガーハット/人事業務をデジタル化、システム連携に「Warp Core」導入

2024年02月15日 10:56 / IT・システム

アステリアは2月14日、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内ソフトウェア市場で17年間シェアNo.1を継続している「ASTERIA Warp Core」(アステリアワープコア、以下Warp Core)が、リンガーハットに採用されたことを発表した。

<リンガーハットがWarp Core導入>

「ASTERIA Warp」は、異なるコンピューターシステムのデータを、ノーコードで連携できるミドルウェア。メインフレームやクラウド上のサーバーから表計算ソフトまで、さまざまなシステム間の接続とデータ変換を行うロジックを複雑なプログラミングなしで行えることが評価されているという。

今回リンガーハットが導入したWarp Coreは、Warpの厳選された機能を初期費用0円、月額3万円からのサブスクリプション形式で手軽に利用できるというもの。さまざまなシステムやサービスと迅速に連携することで、業務自動化やデータ活用を実現する。

同社では、パート・アルバイト従業員約1万人の人事労務管理を見直し、本社総務人事チームと店舗間での紙を用いたアナログ業務のデジタル化を検討。これまで毎月の新規雇用・退職者が全店舗で計300人ほど発生していたことから、店舗責任者が日常的に入社・退職の関連業務に追われていた。

<システム連携のイメージ>

そこでクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を導入し、人事労務管理業務のデジタル化・効率化を推進。加えて、勤怠管理システム(基幹システム)や給与情報システム「OBIC7」とSmartHRの連携基盤としてWarp Coreの採用を決定した。

結果、社内で稼働するシステムとSmartHRの連携基盤開発をノーコードで実現。複数のシステムが連携したことで、店舗責任者が担う人事関連手続きが整流化され、人事労務管理業務を軽減したことから、店舗運営や人材育成に時間を割けるようになった。業務フローのシステム化で年間10万枚以上のペーパーレス化を実現し、就業環境の改善にも貢献している。

今後リンガーハットでは、さらなる業務効率化に向けて、現在計画しているERPシステムの刷新プロジェクトにおけるシステム連携でもWarp Coreを活用していく予定だ。

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