かっぱ寿司/「やる、しかない。」全店食べ放題を解禁
2017年10月26日 14:30 / 販促
- 関連キーワード
- カッパ・クリエイト
コロワイドグループで「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトは10月26日、お客の声をもとにした商品・サービスを提供する新プロジェクト「やる、しかない。」回転寿司への新たな挑戦を発表した。
第1弾として、お客から要望の多かった「食べ放題」を11月1日~22日、平日の14時~17時に、全店で実施する。期間中の目標利用者数は20万人以上とした。
男性税別1580円、女性1380円、小学生780円、65歳以上980円、小学生未満は無料。ドリンクバー付きで、定番の寿司のほか、スイーツなどサイドメニューを含む約80種類が食べ放題となる。
食べ放題は6月13日~7月14日の期間、平日14時~17時限定で21店を対象に実験展開し、開催初日に3999人、1日最多利用人数5415人、延べ利用人数11万5765人という実績を残した。
初回は、食べ放題を待つ行列ができ、待ち時間が長くなるといった課題があったが、8月28日~9月8日にWeb予約システムを導入した「新・食べ放題」を36店で実施し、4万617人が利用した。
「新・食べ放題」は9月25日~10月6日にも、これまで実施した店舗と異なる36店で開催し、好評だった。
一方で、ツイッターでは、「かっぱ寿司の食べ放題に行きたいが、近くに対応店舗がない」「かっぱ寿司の食べ放題ってもうやってないのか」といった声が上がっていた。
大野健一社長は、「商品の品質やサービスを向上させるため、お客様の声をより反映させるプロジェクトとして、『やる、しかない。』を立ち上げた。食べ放題をきっかけに、かっぱ寿司を体験してもらいたい。今後も、お客様の声を参考に、『そうきたか!』と喜んでもらえる施策を出したい」と述べた。
食べ放題は、Web予約限定としたことで、お客の待ち時間を減らせるほか、店舗のお客の来店数に合わせた人員を用意できるため、店舗オペレーションを改善している。
かっぱ寿司の平均客単価は1000円程度のため、食べ放題の方が客単価は高くなる。平日のアイドルタイムに実施するため、店舗運営の効率があがるメリットもあるという。
これまでの食べ放題の実績では、男性客では、平均で16皿~20皿程度を食べ、1皿100円の通常価格よりも多くの商品を食べるお客が多い。
食べ放題は、きちんと利益がでる企画で、1人20皿を食べても利益が残るという。
食べ放題が終了した11月下旬には、東京・神奈川・埼玉・千葉の10店で、1皿1貫50円で提供する実験を開始する。
女性や年配のお客を中心に、「2貫ではお腹いっぱいになってしまう」「もっといろんなネタを食べたい」といった声があることに対応する。
来年1月には、平日をもっとお得にハッピーに。をテーマに、「ハッピー平日かっぱ寿司」として、平日限定のランチメニューを投入する予定だ。
ワンコインランチや丼ぶりメニューなど、平日ならではのおいしく、お得に食べられるメニューを開発するという。
大野社長は、「まずはきちんと既存店をテコ入れする。食べ放題のほか、1皿1貫50円、ランチメニューなどさまざまな切り口で、かっぱ寿司を利用したことのないお客が来店する機会を作る。これまでの食べ放題では、かつてのかっぱ寿司の利用者が再来店したり、全く新しいお客様が来店する手ごたえを感じている。毎週250通程度寄せられるお客様の声を参考に、今後の施策を打ち出す」と語った。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。