流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





モバイルオーダー/利用経験者は1割強、認知率は6割弱

2020年02月12日 15:30 / 販促

伊藤忠商事グループのマイボイスコムはこのほど、モバイルオーダーに関する調査結果を発表した。

<モバイルオーダーの利用経験・認知>
モバイルオーダーの利用経験・認知

モバイルオーダーとは、レジや店頭に並ばずに、スマートフォンで事前に注文や支払いをするサービス。今回、モバイルオーダーを利用し方を尋ねたところ、サービスを利用したことがある人は12.1%。「知っているが、利用したことはない」を合わせた認知率は55.5%となった。

モバイルオーダーを利用したことがある店舗は(複数回答)、「ファストフード」が利用経験者の46.8%、「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」が39.2%、「ファミリーレストラン」が15.5%となった。

モバイルオーダーの利用意向者は3割弱、10~30代では4~5割弱となっています。利用経験者では8割強、認知者・非利用者では3割、非認知者では1割強となった。

モバイルオーダーを利用したい店舗は(複数回答)、「ファストフード」が利用意向者の72.6%、「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」が54.5%、「ファミリーレストラン」が30.0%です。女性10~30代では、「コーヒーショップ」が各4割弱となった。

モバイルオーダー利用時の重視点は(複数回答)、「割引やおまけサービスが充実」「注文手続きのわかりやすさ」「共通ポイントに対応」「商品やメニューの選びやすさ・探しやすさ」が利用意向者の5~6割となった。

「割引やおまけサービスが充実」は女性10~40代、「注文手続きのわかりやすさ」「商品やメニューの選びやすさ・探しやすさ」「少量・少額からの注文への対応」は女性で比率が高くなった。

<モバイルオーダーで、そうだと思うものは>
モバイルオーダーで、そうだと思うものは""

モバイルオーダーに関する事柄で、そうだと思うものを選んでもらったところ(複数回答)、プラス面では「並ばずに済む、待ち時間が短縮されるのがよい」が43.6%、「商品やメニューを落ち着いて選べる」が30.8%、「注文を確実に伝えられる」「都合の良い時間に受け取れるので便利」が各2割となった。

マイナス面では「セキュリティ面で不安」「スマートフォンがないと利用できないので不便」「混雑していれば、結局は待たされると思う」が各10%台となった。

なお、テイクアウトの利用状況を聞いたところ、直近1年間に、店頭で食べ物や飲み物をテイクアウトした人は5割強。女性の比率が高く、女性30代では7割弱にのぼった。テイクアウトした店舗は(複数回答)、「ファストフード」が37.8%、「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」が22.6%となった。

モバイルオーダーを利用したい理由、利用したくない理由 について全6817件を集めた。「利用したい」理由では、「子供が居て、先に席を取るのですが、1人で置いておくには心配だったので」(女性38歳)、「もっとどんな店舗でも出来るようになれば利用頻度があがると思うから」(男性45歳)、「並ばずに済むから。店頭ではクレジット払いができないけど、モバイルオーダーならクレジット払いができるから」(女性43歳)といった声があった。

「利用したくない」理由では、「個人情報を登録しないといけないから、あまり利用したくない」(女性68歳)、「製造時間の経過した品質の悪い商品を手渡されそうだから」(女性54歳)、「急遽、行けなくなった時に迷惑をかけてしまうから」(男性44歳)といった意見があった。

「どちらともいえない」では、「店で待たなくてもいいのが良いとは思うが、別に店で待つのもそれほど苦にならないから」(女性56歳)、「予約なしで入れるのは便利だがモバイルにインストールするのが面倒」(男性41歳)といった声があった。

調査は2020年1月1日~5日にインターネットで実施し、1万308件の回答を集めた。

■モバイルオーダーに関するアンケート調査
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=25808

関連記事

販促 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧