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百貨店利用の理由/2位「お土産・差し入れ購入」シニアは中元・歳暮

2021年03月26日 12:40 / 経営

伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコムは3月26日、第7回「百貨店の利用」調査結果を発表した。

<百貨店の利用頻度>
百貨店の利用頻度

百貨店に半年に1回以上行く人は約45%、月に1回以上行く人は2割弱だった。

過去調査と比べて利用率は減少傾向、2018年からは減少幅が大きくなっているという。

百貨店利用経験者のうち、直近1年間に利用した人は6割強。2018年調査より大きく減少している。

百貨店を利用する理由1位「デパ地下」38.9%

<他の店舗ではなく、百貨店を利用する場面>
他の店舗ではなく、百貨店を利用する場面

他の店舗ではなく、百貨店を利用する場面は(複数回答)、「デパ地下を利用する時」が利用経験者の38.9%、「菓子折り、お土産、差し入れなどを購入する時」「プレゼントを購入する時」が各20%台、「飲食店・レストラン街を利用する時」「日本国内の地方物産展開催時」「お中元・お歳暮の品を購入する時」が各2割弱となっている。

「菓子折り、お土産、差し入れなどを購入する時」「季節の行事の準備のため」は女性、「デパ地下を利用する時」は女性や高年代層、「お中元・お歳暮の品を購入する時」は60・70代で比率が高くなった。

<百貨店以外で購入するようになった商品>
百貨店以外で購入するようになった商品

百貨店以外で購入するようになった商品がある人は、百貨店利用経験者の5割弱だった。

その商品は(複数回答)、「紳士服」「婦人服」「ファッション雑貨・小物」が各10%台で上位にあがっている。

百貨店の魅力1位は「高級感」

百貨店に対して魅力を感じる点は(複数回答)、「高級感がある」が41.8%、「商品の品質が良い」が29.0%、「他では手に入らない商品がある」「品揃えが豊富である」「センスの良い商品がある」「化粧室(トイレ)などの付帯設備が充実している」が各2割弱。

「化粧室などの付帯設備が充実している」「他では手に入らない商品がある」「商品の品質が良い」は、女性高年代層で比率が高くなっている。

百貨店への不満1位

百貨店に対して不満を感じる点は(複数回答)、「価格が高い」が64.1%で、2位の「店員がわずらわしい」(13.1%)を大きく上回ります。「店員がわずらわしい」は、過去調査と比べて減少傾向。利用頻度が高い層では、「欲しいブランドを扱っていない」の比率が高いという。

直近1年間に行った百貨店は(複数回答)、「タカシマヤ(高島屋)」が21.7%、「大丸」「三越」「伊勢丹」が各1割強となっている。

■調査結果に関する問い合せ先
MAIL:otoiawase@myvoice.co.jp
TEL:03-5217-1911

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