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ファミリーマート/店内「デジタルサイネージ」3000店に設置完了

2022年06月27日 14:20 / 販促

ファミリーマートとデジタルサイネージ・メディア「FamilyMartVision」を運営しているゲート・ワンは6月27日、全国34都道府県、合計3000店にデジタルサイネージを設置したと発表した。

<FamilyMartVision>
FamilyMartVision

近年リアルとデジタルの垣根を超えたマーケティング施策の重要性が高まっている。米国では、新たな潮流として、大手小売業者がデジタルサイネージなどの店頭メディアを活用した広告事業を立ち上げ、収益多角化を実現している。国内においても消費者のメディア利用形態が多様化する中で、屋外広告や交通広告など、デジタルサイネージを用いた効果的なマーケティング手法が増加している。

ファミリーマートは、全国に約1万6600店あり、1日約1500万人の老若男女さまざまなお客が来店する。今回の3000店への設置完了により、1週間で約1900万人に接触可能なメディアとなる。

店舗で配信するコンテンツは、広告だけでなく、ニュースやクイズ、アート、ミュージックビデオ、お笑いコンテンツなどさまざまな情報を含み、店舗が情報発信拠点(メディア)となった、新たな店舗体験を提供している。また、特殊詐欺防止のお知らせや、東海地方のメーカーとコラボした弁当とサンドイッチのオリジナル商品の紹介を、東海地方限定で配信するなど、各種地域に根差した情報を地域ごとに出し分けることで、地域社会に貢献できる情報発信にも取り組んでいる。

これまでに設置した店舗においては、デジタルサイネージで広告を配信したことで、該当商品の店舗での売り上げが平均して2割以上アップするなど、店舗の収益に寄与するだけなく、設置店舗にはデジタルサイネージの設置料が入るため、店舗の新たな収益源としても期待できる。

ファミリーマートは、全国約1万6600店の店舗網および1日約1500万人が訪れる顧客基盤を活用した新たなメディア事業を構築し、店頭を最大限に活用しお客にとって有益な情報を発信することで来店時の顧客体験を向上させ、加盟店収益の向上につなげる。なお、今後も2023年度中に設置可能な全店へのサイネージ設置を目指し、ファミリーマート店舗に来店するお客へ今までにない店舗体験を提供するという。

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