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伊藤忠商事/「アウトドアプロダクツ」日本・韓国小売でブランディング強化

2023年12月08日 13:40 / 販促

伊藤忠商事は12月4日、保有ブランドである「アウトドアプロダクツ(OUTDOOR PRODUCTS)」の日本・韓国それぞれの既存パートナーと新たな契約を締結した。

<OUTDOOR PRODUCTS>

今回、日本においては、セレクトショップ大手のベイクルーズとアパレルに関する新たなライセンス契約及びブランドストア運営・販売の独占契約を締結した。アパレルおよびブランドストアの全体ディレクションにセレクトショップ「Shinzone」を立ち上げた染谷真太郎氏を迎え、50年前から変わらない「アウトドア愛好家に好まれる日用品」をキーワードに、シンプルかつスタンダードで、人々の日常を支えるアパレル・日用品のコレクションを追求する。2024年春夏シーズンから、ファッション感度の高い層をターゲットに、ブランドのフラッグシップストアに加えて、駅ビル、ショッピングモール業態を中心に出店を開始する。

また、韓国では、2011年創業のカジュアルファッション小売企業であるWonderplaceの転換社債を引き受けた。Wonderplaceは、韓国国内で約60店舗ものセレクトショップを運営しており、2017年からは「アウトドアプロダクツ」の韓国市場におけるマスターライセンシーとして、約20店舗のブランドストアを運営している。今後は、「アウトドアプロダクツ」のブランドストア出店やマーケティングに積極的な投資を進める。

伊藤忠商事は、「アウトドアプロダクツ」の展開にあたり、ファッショントレンドの発信地である日本・韓国市場での小売分野におけるブランディング強化を通じて、日本・韓国含むアジア全域でのビジネス拡大を一層進めることにより、5年後に小売上代ベース500億円の売上を目指す。

「アウトドアプロダクツ」は、1973年に米国ロサンゼルスでアウトドアブランドとして誕生した。頑丈なコーデュラナイロン生地を使用した、「デイパックの代名詞」とも言われる“452”モデルは、シンプルで軽量かつ丈夫な作りで全米の若者たちの心をつかみ、デイパックのスタンダードとしての地位を築き上げた。

現在ではバッグに加え、カジュアルウェア、アンダーウェア、シューズ、時計、ステーショナリーなどの日用品を幅広く展開するトータルライフスタイルブランドとして、世界60カ国以上に展開している。

伊藤忠商事は、2012年11月に「アウトドアプロダクツ」の日本・韓国・中国含む19地域における商標権を取得した。現在では、アジア18地域を含む33地域に幅を拡げ、日本・アジアを中心に展開する。ブランド50周年となる今年は、アジアでの更なる成長を見込み、中国市場におけるパートナーである香港PPW Sports&Entertainment (HK) Limited.との資本業務提携や、バングラデシュでの販売開始を発表するなど、着実にアジアでのビジネス基盤を拡大している。

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