日本ショッピングセンター協会/SCビジネスフェア開催、新規事業・異業種コラボなど紹介
2025年01月22日 14:42 / 販促
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日本ショッピングセンター協会は1月22日~24日、パシフィコ横浜(横浜市西区)にてショッピングセンター(以下:SC)業界最大のイベント「第49回日本ショッピングセンター全国大会(SCビジネスフェア2025、第30回SC接客ロールプレイングコンテスト全国大会)」を開催する。
149社(初出展26社)・399小間が出展。来場者は延べ3万8500人を見込む。
会場では、デベロッパー、テナントともに、メインとなる事業に加え、新規事業に挑む動きが目立った。
三越伊勢丹グループは、アルタ、ミーツ国分寺などの運営で培った知見を生かし、マーケティング・プランニング・リーシング・プロパティマネジメントをトータルで提案する商業コンサルティング事業を推進している。
NTT都市開発の商業施設「なノにわ」(大阪市中央区)、カワタケが手掛ける2025年12月オープン予定の「フォレストスクエア仙川」(東京都調布市)などのコンサルティングを行っている。
ワールドプラットフォームサービスは、ワールドグループの約60年の歴史とノウハウから生まれたビジネスで、衣食住含むさまざまなジャンルで、ブランディング、商品の開発から、販売代行、リーシングなどを幅広くサポートしている。
ベイシアのオリジナルレディースブランド「YORIMO」の共同開発、シャトレーゼのプレミアム業態「YATSUDOKI」では、インテリアディレクション・プロジェクト推進・VMD・グラフィックデザインとトータルでデザインを手がけた。
「ゴディバ」の販売代行も2018年9月からスタート。現在では約50店舗まで広がっている。
トヨタオートモールクリエイトは、トヨタ販売店の特徴ある店舗づくりの取り組みの一環として、宅建業の免許を取得し、2023年11月に「異業種テナントとのマッチングサービス」を開始した。
2024年12月には、「トヨタユナイテッド静岡 浜松和田店」の敷地内に「サーティワンアイスクリーム 浜松和田店」(浜松市中央区)を誘致した。2025年北海道、愛媛県、2026年長崎県で異業種コラボ店舗が登場予定だ。
そのほか、同業種・異業種のコラボレーションで、集客力をアップさせる試みも見られた。
大創産業は、スーパーマーケット、ドラッグストアの有休スペースに、「DAISO」のコーナーを設置する「レジ流し」を提案している。
約7万6000点の品ぞろえから、ニーズにあった商品をカスタマイズ。日々の買い物と一緒に、「DAISO」の雑貨などを購入できるため、導入店舗では、売り上げ・客数増につながっているという。
アインホールディングスは、昨年8月20日付で「Francfranc(フランフラン)」をグループ入りさせている。
コスメ&雑貨の「アインズ&トルぺ コレットマーレ桜木町店」(横浜市中区)の一部エリアを改装し、昨年11月「Francfranc(フランフラン) コレットマーレ桜木町店」をオープン。また、既存店でも両社の商品をそれぞれの世界観を生かしながらミックスさせるMD構成にチャレンジしている。
取材・執筆 鹿野島智子
■SCビジネスフェア2025
https://www.scbizfair.com/
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