いなげや/目標年商18.5億円、生鮮惣菜を強化した「練馬関町店」出店
2018年05月31日 17:00 / 店舗レポート
練馬関町店は、練馬区への8店目の出店であり、3km圏には、いなげや7店のほか、グループ店舗のウェルパーク7店、三浦屋4店が出店している。
商圏ニーズを熟知したエリアでの出店のため、練馬関町店では、関連販売を中心に新たな挑戦もした。
青果売場の隣では、フライパンや鍋などのキッチン用品を配置した。店舗周辺では、キッチン用品を気軽買える店舗が少ないため、新たな需要を掘り起こしたいという。
また、青果売場内には、紙コップ、紙皿、タッパーなどを集めて、ピクニック提案をするキッチン雑貨コーナーを配置した。
米売場では、米びつやしゃもじ、米とぎ用品など、米に関連するキッチン用品を集積した。
既存店でも成功した取り組みも導入し、冷蔵アイランドケースの屋根に食器や書籍など食品に関連する商材を関連販売している。
お好み焼きの素やソースを集めたゴンドラ内でも、ヘラやはけといったキッチン雑貨を関連販売し、買上点数と客単価の上昇を狙う。
また、洗濯用洗剤、キッチン用洗剤、ティッシュペーパー、トイレットペーパーといった日用雑貨のほか、ペット用品も豊富に品そろえし、ワンストップショッピングのニーズに対応している。
グロサリーでは、ワンランク上の商品提案をし、ドレッシングの品ぞろえを強化したほか、老舗調味料メーカー「久原醤油」をコーナー展開するなど、通常のスーパーでは取り扱いの少ない商品も積極的に訴求する。
スパイスコーナーでは、店内で挽きたてのスパイスを販売する新しい取り組みにも挑戦した。
健康を気遣うシニアや健康志向に対応し、売場の各所に健康コーナーを設置し、機能性食品などを集積して、視認性を高めた。
一方で、冷凍食品はEDLPで販売し、値ごろ感のある売場も展開することで、ファミリー層にも対応する。
レジではセルフレジ7台を導入、従業員が商品登録し、お客が自分自身で清算する仕組みを導入することで、店舗スタッフの採用が難しい都市部での人員効率化を図った。
成瀬社長は、「練馬関町店の売場づくりは、すぐに既存店や今後の新店に波及するものではないが、間違いなく中食へのニーズは高まっている。生鮮惣菜を含めて、生鮮・惣菜の売上構成比が、練馬関町店では50%を超える見込みだ。中食を強化することで、生鮮・惣菜の売上構成比が60%、70%となるような、将来に対応した店づくりを検証していきたい」と語った。
■いなげや 練馬関町店
所在地:東京都練馬区関町南4-19-8
営業時間:9時30分~22時
TEL:03-5927-5067
延床面積:2992m2
売場面積:1962m2
駐車場:75台
駐輪場:128台 (原付含む)、バイク3台
売上目標:日商510万円(年商約18.5億円)
従業員:64人(社員14人、パートナー社員50人、166時間/月換算)
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