いなげや/目標年商18.5億円、生鮮惣菜を強化した「練馬関町店」出店
2018年05月31日 17:00 / 店舗レポート
中食対応では、100円均一焼き立てパンコーナーをもうひとつの強化部門に位置付けた。100円均一パンは約80種類を用意し、うち約60種類を常時店頭で販売する。
冷凍パン生地を使用することで、店内作業の軽減を図っているが、ホテルブレッドなどにも使用する風味が出やすい冷凍パン生地を使用することで、100円均一であっても品質の高い商品供給を目指した。
サンドイッチやドーナツといった軽食メニューも豊富に用意し、ベーカリーコーナーに隣接する50席のイートイン(くつろぎスペース)で気軽に食べれる商品をそろえた。
くつろぎスペースには、カウンター席、テーブル席、ソファ席を用意し、1人でも複数人でも利用しやすい座席配置とした。
インコーナーに隣接するベーカリー部門でドリップコーヒーを販売する。ブレンド(ホット・アイス)M税込162円、L216円、カフェラテ(ホット・アイス)M216円、L270円、を販売。
そのほか、ホットで紅茶M162円、抹茶ラテM324円、エスプレッソ270円、カプチーノ270円、キャラメルマキアート324円、カフェモカ324円を提供する。
ベーカリーコーナーでは、カフェスタイルを進化させ、ショーケースで手作りサンドイッチ、ケーキ、マカロン、ワッフルも専用レジで対面販売する。
一方で、100円均一パンの精算は中央レジが対応する体制とすることで、ベーカリー部門のオペレーションの負荷を低減させた。
店内作業の負荷低減は、ベーカリー部門だけでなく、生鮮惣菜でも課題となっており、今後、惣菜の一次加工、二次加工を外部工場で行い、仕上げ調理のみを店内で行う体制も検討している。
青果売場では、地場野菜の集荷が難しい都心部の出店を踏まえて、こだわりの野菜としてオイシックスの野菜コーナーを設置した。
有機野菜への注目が高まっているが、日本ではまだ有機野菜の生産量が少ない事情もあり、オイシックスの野菜を導入することで、こだわりの野菜を提供する。
いなげやでは、健康、シニア、ローカル、(Ready to Eat、Ready to Heat、Ready to Cook)を意識した売場づくりの導入を進めており、生鮮売場では、時短調理につながる簡便性の高い商品を「らくッキング」コーナーとして提案している。
青果部門では、炒め用のカット野菜や下処理済みの水煮野菜などを集合展開し、精肉部門では、牛・豚・鶏の味付け肉を集めて、らくッキングコーナーを訴求する。
時短調理だけでなく、メニュー提案も強化し、青果売場の生食用カット野菜コーナーでは、カット野菜、サラダチキン、ドレッシング、クルトンなどの具材を冷蔵ケース内で集合展開した。
サラダを作る上で必要な素材を一カ所に集めることで、買いやすい売場を目指した。
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