セブン&アイ/大阪に「セブンパーク天美」商業とエンタメ融合の複合施設誕生
2021年11月10日 16:58 / 店舗レポート
セブン&アイ・ホールディングスは11月17日、大阪府松原市に複合商業施設「セブンパーク天美」をグランドオープンする。10日、関係者向け内覧会を開催した。
セブンパーク天美は、「LIVE STADIUM~普段の暮らしに感動・興奮・驚きを~」をコンセプトに、松原市と連携した地域の魅力の発信や利便性を追求する、商業とエンターテイメントを融合させた複合施設。
施設の目玉となるメインホールには、 1階から3階までの高さを誇る、約520インチの大型LEDビジョンを設置。また、ライブハウス並みの映像・音響・照明設備を備えたステージも用意した。そのほか、 グループとしては初となる、 国土交通省補助事業「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」にも採択された施設として、 地域にも貢献する。
セブン&アイ・クリエイトリンク執行役員の市川千里テナント営業部長は、「すでに、大阪府内に、アリオ八尾、アリオ鳳が出店している中で、ドミナント形成をするとともに、松原市と共同で街づくりをすることで合意し、今回の出店に至った」と述べている。
セブンパーク天美の秋本和宏支配人は、「地域の皆様のひとつのランドマークなることを目指し、街づくりにつなげていきたい。地域の方々とイベントなどを通じて連携することで、街が育っていくことに貢献したい」と語る。
開業時には、「AMAMI STADIUM」を活用し 、 ライブショーやムービーフェスタなど、お客や企業、テナントを巻き込んだ LIVE感あふれる、さまざま々なイベントを開催する。
また、学校帰りや仕事帰りに気軽に立ち寄れるよう、食物販ゾーン「ニューまったら横丁」や2階3階フードコート、レンタルルームなどお客同士が交流できる場を多数設置。地域のコネクトプレイスとしての役割担う。
ニューまったら横丁の「まったら」とは河内地方の古くからの方言で、「古き良き松原と新しい松原の融合」をコンセプトとした食物販ゾーンを展開し、カウンター席を中心とした横丁感を演出する。
2階のFood Court Ohanaは、開放的なハワイの街並みを体感できるフードコートで、あらゆる世代の人々が一緒になって楽しむことができるファミリー・エンターテイメントゾーンを展開する。
3階のFood Court Liveは、90インチのサイネージを併設し、イベントを鑑賞しながら食事も楽しめる。上質なプライベート空間を感じられるVIPシートや家族でゆったりくつろげるファミリーシートなど、それぞれに合った空間を用意した。
レンタルルームとして、2階に「まったらルームOhana」「まったらルームLive」を設置。多人数から少人数まで用途に合わせて選べるレンタルルームを各種用意した。家族や友人とのパーティーや子どもの誕生日会、そしてワークショップの会場や企業の会議など、さまざまなニーズに合わせ部屋を選ぶことができる。
専門店では、話題のテナントを含めた約200店舗が出店する。新感覚バラエティスポーツ施設「VS PARK」が出店。テレビのバラエティ番組に参加しているかのような体験ができる新感覚のスポーツ施設を展開する。
西日本初登場となる猛スピードで真正面から突進してくる猛獣の大群をよけまくる「ヨケキル」や走る車めがけてカミワザシュートを決める「アテターレ!サッカー」をはじめ、30種類以上のアクティビティを導入する。
書籍では、「丸善」が出店し、雑誌から専門書まで豊富な品ぞろえの書籍と、身の回りの文具、ワクワクする 雑貨も取りそろえ、日々の暮らしに彩りを与える。ゆっくりと過ごせる児童書売場や座り読みスペースを用意した。
1階には、「ロフト」を配置。全国に展開する生活雑貨専門店。美容・健康雑貨、文具雑貨、バラエティ雑貨、生活雑貨などの暮らしに役立つ グッズや旬の雑貨をラインナップし、常にワクワクとドキドキを届ける。
玩具・ベビー用品の総合専門店「トイザらス・ベビーザらス」を誘致し、マタニティ・ベビー用品、おもちゃ、外遊びグッズなどのキッズ・ファミリー向けの楽しい商品を豊富に取りそろえ、お客にワンス トップ・ショッピングを提供する。
家電大型専門店では、「Joshin」を誘致。家電・情報機器・おもちゃ・リフォーム商品などを扱い、 全国に多彩なストアブランドを展開している。専門知識を備えたスタッフが丁寧にお客の要望に対応し、最適な商品を提案する。
1階には、セブン&アイ・クリエイトリンクとして、初めてスーパーマーケットのライフを誘致した。地元に強い食品スーパーマーケットということで、出店に至った。ライフ初登場の店内手作りの惣菜やスイーツ、品質鮮度にこだわった生鮮食品を種類豊富に取りそろえた。
大阪初出店店舗は、新鮮な魚を各地から取りそろえた「魚河岸 中與商店、中與食堂」が出店。また、360°音に包まれた至上の空間でここでしか味わえない「音」と「コーヒー」を楽しめる「グッドサウンドコーヒー」がオープンする。
また、セブンパーク天美と松原市が連携し松原市の地域活性化や観光地の魅力発信をするためセブンパーク天美の施設を活用した取り組みを実施する。松原市民図書館との連携では、松原市民図書館で借りた本を返却できる「返却ポスト」を設置。また、市民図書館のリサイクル本を、自由に読むことができるスペースも用意する。
市政情報の発信では、館内のデジタルサイネージを活用し、松原市のさまざまな市政情報の発信やまちなか観光の案内などを実施する。また、松原市自慢や季節の美しさ、市内の催事等について写真パネルで紹介する。
さらに、新型コロナ感染症対策を実施し、お客はもとより従業員の「安心・安全」な施設運営に努める。感染症対策として有効な換気システムの導入、検温、手指消毒などの推奨をする。フードコートなどには飛沫防止パーテーションを設置。施設の混雑状況をホームページで確認できる。館内の休憩スペース、授乳室の天井に殺菌灯を設置。室内の空気を器具内部の紫外線にて除菌し、清潔な空気を放出する。
店内換気では、イベントなどでとくに密になりやすい中央吹抜けの AMAMI STADIUM、ニューまったら横丁に気流誘引ファンを設置し換気を促進する。赤ちゃん休憩室、授乳のほか、従業員スペースの室内など、利用頻度の高い場所や家具などを抗菌光触媒でコーティングする。館内CO2濃度をセンサーで測定し、客数に応じて外気導入量調節。省エネルギーにもつながる。また、人が密集しやすいフードコート、キッズスペースに混雑の目安としてCO2濃度を表示している
感染対策に配慮した快適に働く環境を用意し、コミュニケーションがとりやすく、グループで休憩が取れるエリアと、パーソナルな休憩がとれる対面防止型のレイアウトを採用する事で、リラックスしながらもコミュニケーションをとりやすい休憩室を用意した。家具は、抗菌機能に加えて抗ウイルス機能を持たせたメラミン化粧板や「耐アルコール」「耐薬品性能」など高機能なレザーを使用した機能性素材を採用した。
■セブンパーク天美(SEVEN PARK AMAMI)
所在地:大阪府松原市天美東3-500
運営事業者:セブン&アイ・クリエイトリンク
敷地面積:約6万7000m2
売場面積:約4万5000m2
建物概要 店舗:1階~3階、駐車場:4階、5階、屋上階、平面駐車場
テナント店舗数:約200店舗
駐車場:約2100台
駐輪場:約1100台
営業時間:ライフ10時~21時、飲食店11時~22時
TOHOシネマズ10時~24時30分
https://amami.sevenpark.jp/
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