JR東日本/25年3月下旬「TAKANAWA GATEWAY CITY」オープン
2024年03月08日 14:40 / 店舗
JR東日本は3月5日、未来への実験場「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちびらきを2025年3月下旬に行い、広域のスタートアップエコシステムの構築に取り組むと発表した。
街は来街者約10万人を対象として、環境・モビリティ・ヘルスケアを重点テーマに新たなソリューションを生み出し、社会実装するための日本最大規模の実験場となる。100社以上のディープテック分野などのスタートアップによるビジネスの創造を、東京大学をはじめとしたアカデミアとの連携により、100年目線で長期的にサポートする。
2024年夏ごろから順次、東京大学・シンガポール国立大学(NUS)をはじめとする街のパートナーと共同で、各ビジネス創造プログラムを開催。採択企業は、まちびらきに合わせて、街を活用して実証実験デモを実施できる。
まず、 知の創造の核「TAKANAWA GATEWAY Link Scholarsʼ Hub」を開設する。 東京大学、NUS、博報堂、リバネス、ジェイアール東日本企画などを運営パートナーにむかえ、国内外のスタートアップ100社以上と、アカデミア・アクセラレーター・ベンチャーキャピタルをかけ合わせ、100年先の心豊かなくらしにつながる知を生み出し・育てる施設が誕生する。
「TAKANAWA GATEWAY CITY」のまちづくりは、来街者約10万人を対象とした延床面積約84万5000m2のフィールドで行う。さらに、2023年5月に覚書を締結したシンガポールのJTCコーポレーションが開発するプンゴル・デジタル地区をはじめとする国内外のネットワークのハブになる。これらのフィールドやネットワークを活用し、2024年夏ごろから順次、各ビジネス創造プログラムを開始する予定だ。
東京大学支援型ビジネス創造プログラムでは、ディープテック領域のスタートアップを主な対象として、プラネタリーヘルスにつながるビジネスの創造を東京大学の多様で先端的な知によってサポートするプログラムを実施する。
NUS支援型ビジネス創造プログラムでは、NUS Enterprise が運営する BLOCK71 Tokyo と共同で、海外のスタートアップ企業を対象とした日本進出支援プログラムを開催し、日本企業との事業共創の機会を創出する。また、日本のスタートアップの海外進出も共同で支援する。
「TAKANAWA GATEWAY CITY」は、品川開発プロジェクトの一環として、江戸の玄関口としての役割を担った歴史的背景および国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、開発コンセプトに「Global Gateway」を掲げ、「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として新たなビジネス・文化が生まれ続けるまちづくりに取り組んでいく。
「THE LINKPILLAR 1」および高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月下旬)に開業し、その他の棟(THE LINKPILLAR 2・文化創造棟・TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE)および各棟周辺エリアを2025年度中に開業する計画だ。 今後も続く品川駅周辺エリア(品川駅北口駅改良・品川駅街区)のまちづくりと一体となった価値向上に向けて、品川開発プロジェクトを推進するという。
■TAKANAWA GATEWAY CITY
https://www.takanawagateway-city.com/
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