流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





カジュアル衣料/12月既存売上高、ユニクロ18.1%増、UA1.4%増

2018年01月31日 10:50 / 月次

カジュアル衣料5社の12月度の営業概況によると、既存店売上高は、ユニクロ(ファーストリテイリング)18.1%増、ライトオン前年同月並み、ユナイテッドアローズ1.4%増、ジーンズメイト13.2%増、マックハウス2.7%減となった。

<ユニクロ店舗イメージ>
ユニクロ店舗イメージ

■ファーストリテイリング(2017年8月期:売上高1兆8619億円)
既存店売上18.1%増、客数13.5%増、客単価4.0%増。

直営店(ダイレクト販売除く)売上高15.6%増、客数12.2%増、客単価3.0%増。

直営店売上高18.1%増、客数13.6%増、客単価4.0%増。

12月は、月を通して気温が低く、冬物商品の販売が全般的に好調だったことに加え、年末商戦で来店者が多く、既存店売上高は大幅な増収となった。

出店はなく、退店1店舗。直営店791店。

■ライトオン(20日締、2017年8月期:売上高800億円)
既存店売上前年並み、客数0.6%増、客単価0.6%減。

全社売上1.6%増、客数2.3%増、客単価0.7%減。

12月度は、平年に比べ気温が低く、アウターを中心に冬物商品の販売が堅調に推移した。また、ブラックフライデーセールにおいて売上が伸長した。

商品動向としては、メンズ、ウィメンズともに新作のナショナルブランドのデニムが好調に推移した。

出店2店、退店0、12月度末店舗517店。

■ユナイテッドアローズ(2017年3月期:売上高1455億円)
小売既存店売上1.4%増、ネット通販既存店売上20.9%増、小売既存店客数0.1%減、小売既存店客単価1.5%増。

小売全店売上3.9%増、ネット通販全店売上24.8%増、小売全店客数3.0%増、小売全店客単価0.9%増。

12月の小売+ネット通販既存店売上は、前年より休日が1日少ない第4週が前年を下回ったものの、他の週は前年同週を上回った。月上旬から開始したVIP向けセールが好調で、月前半の伸びが高くなっている。

■マックハウス(2017年2月期:売上高337億円)
既存店売上2.7%減、客数3.2%増、客単価5.7%減。

全店売上5.1%減、客数1.4%増、客単価6.4%減。

新店3店、退店0店で合計416店舗。

12月は前年に対して気温の低い日が多く、アウターを中心に防寒物の販売が好調に推移。

また、インナーレッグウェア及びホームウェアは前月に引き続き堅調に推移した。しかし、主力となるボトムスの販売点数は伸長しているものの、低単価商品が売れ筋となったことから、全体として前年を下回った。

全カテゴリの既存店販売点数前年比は約105%。

曜日まわりとしては、祝日が土曜日と重なり、既存店売上高前年比においてマイナス3ポイント弱の影響があったと推測している。

■ジーンズメイト(20日締、2017年2月期91億円)
既存店売上13.2%増、客数0.1%増、客単価13.1%増。

全店売上0.8%増、11.3%減、客単価3.7%増。

出店1店、退店なしで12月度末店舗数92店。

ナショナルブランドのカットソー、アウター類が牽引し、期間を通してメンズ・ウイメンズともにトップスが好調に推移した。

ボトムス類も主力の5ポケットパンツに復調の兆しが見られ、全店・既存店売上高ともに当月の前年実績を上回ることができた。

これらにより、既存店の売上高は、5か月連続で前年実績を上回った。

既存店の客単価は3か月連続で、全店の客単価は2か月連続で前年実績を上回った。

既存店の客単価は、今期累計で初めて前年実績を上回った。

今期累計としては初めて、既存店の売上高・客数・客単価ともに前年実績を上回っている。

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧