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カジュアル衣料/2月の既存店売上、春物順調ユニクロ5.1%増、UA5.4%増

2018年03月08日 10:50 / 月次

カジュアル衣料5社の2月度の営業概況によると、既存店売上高は、ユニクロ(ファーストリテイリング)5.1%増、ユナイテッドアローズ5.4%増、ライトオン7.6%減、マックハウス3.7%減、ジーンズメイト23.9%増となった。

<ユニクロ店舗イメージ>
ユニクロ店舗イメージ

■ファーストリテイリング(2017年8月期:売上高1兆8619億円)
既存店売上5.1%増、客数0.2%増、客単価4.8%増。

直営店(ダイレクト販売除く)売上高4.6%増、客数0.3%増、客単価4.3%増。

直営店売上高5.9%増、客数1.1%増、客単価4.8%増。

出店はなく、退店2店舗。直営店787店。

2月は、月前半は気温が低く推移したことにより、冬物商品が好調だったことに加え、中旬以降は春物商品も順調に立ち上がり始めたことから、既存店売上高は増収となった。

■ユナイテッドアローズ(2017年3月期:売上高1455億円)
小売既存店売上5.4%増、ネット通販既存店売上2.8%増、小売既存店客数3.0%増、小売既存店客単価2.3%増。

小売全店売上5.4%増、ネット通販全店売上1.4%増、小売全店客数3.2%増、小売全店客単価2.1%増。

低気温の影響から、月の前半は冬物商品へのニーズもあったが、週を追うごとに春物商品への関心が高まり、特にウィメンズでは、トレンドである色・柄物商品への関心が高く推移し、売上につながった。

ネット通販の伸びが低くなった理由として、アウターなどのセール在庫が少なくなったことが要因と捉えている。背景として、2017年12月に実施したVIPセールが好調に推移したため、ECモールでセール商品が活発に動く1月~2月において、セール在庫、特にアウターなどのニーズの高い商品が少なくなっていた。

■ライトオン(20日締、2017年8月期:売上高800億円)
既存店売上7.6%減、客数9.7%減、客単価2.4%増。

全社売上4.6%減、客数7.4%減、客単価3.0%増。

出店0店、退店5、1月度末店舗505店。

2月度は、平年に比べ気温の低い日が多く、大雪となる地域もあり、メンズ・ウィメンズともにスウェットや、一重のアウターなどの初春物が堅調に推移した。

■マックハウス(2017年2月期:売上高337億円)
既存店売上3.7%減、客数1.3%増、客単価4.9%減。

全店売上7.4%減、客数1.4%減、客単価6.0%減。

新店1店、退店1店で合計410店舗。

2月は前年に対して気温の低い日が多く、春物商品の販売が低調に推移した。また、低単価商品が売れ筋となり客単価を引き下げた。

特に、ボトムスにおいては低価格PBの構成が高くなった。カテゴリ別では、キッズ全般、インナーレッグウェア、ホームウェアが堅調に推移した。

■ジーンズメイト(20日締、2017年2月期91億円)
既存店売上23.9%増、客数5.2%増、客単価17.8%増。

全店売上4.0%増、客数9.6%減、客単価15.1%増。

出店なし、退店5店で2月度末店舗数84店。

2月間を通して気温が低い日が続いたこともあり防寒アウターや冬小物の消化が進みんだ。

また、都心部の店舗を中心としたインバウンド需要によりスポーツブランドの春物も動き出したことで、月度全体として前年実績を上回った。

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