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ラーメン・カレー・定食/7月既存店売上トリドール4.2%減、幸楽苑8.5%減

2018年08月30日 12:50 / 月次

ラーメン・カレー・定食8社が発表した7月の月次営業情報によると、既存店売上高は王将フードサービス1.9%増、ハイデイ日高0.3%増、ペッパーランチ0.2%増、壱番屋1.0%増となった。

西日本豪雨や台風の影響、休日が前年と比べて1日少なかったことにより、トリドールホールディングス4.2%減、リンガーハット2.5%減、幸楽苑8.5%減、大戸屋0.9%減となった。

<日高屋イメージカット>
日高屋

■トリドールホールディングス(2018年3月期:売上高1165億円)
既存店の売上高4.2%減、客数0.8%減、客単価3.5%減。

全店の売上高1.2%増。

休日が前年と比べて1日少なかったことによる曜日特性の影響が1.3%程度あったものと推測している。

7月度は、6店出店し、店舗数合計953店。

丸亀製麺は、前月に引き続き「タル鶏天ぶっかけ」を販売したほか、10日から新商品「牛山盛りうどん」を販売すると共にテレビCMを放映するなど、引き続き売上・来客数増に向けた施策を実施した。

なお、西日本豪雨および台風の影響により損失した売上は約2億円と推測。

また、月初の豪雨に伴う売上減を補うため、クーポンを配布し集客を図った。それにより、主に後半において客数増となったが、一方で値引きに伴い客単価減を招いた。

■王将フードサービス(2018年3月期:781億円)
既存店の売上高1.9%増、客数1.2%増、客単価960円(0.7%増)。

全店の売上高4.5%増、客数3.9%増、客単価958円(0.6%増)。

7月の新店1店、退店1店、7月末で734店舗の予定。

記録的な豪雨や台風、全国的に猛暑日が続くなど外食企業にとってマイナス要因が多かったが、従業員教育により店舗QSCが向上したことで、リピート客が増加。

50周年を記念するスタンプキャンペーン、スマホアプリ導入などの販促活動により、顧客の来店頻度を増加させた。

複数のテレビ番組で紹介されたことにより新規顧客を獲得できた。

■リンガーハット(2018年2月期:456億円)
既存店の売上高2.5%減、客数2.7%減、客単価0.2%増。

全店の売上高0.7%増、客数0.4%増、客単価0.3%増。

出店3、退店1、7月末全店788店。

■ハイデイ日高(2018年2月期:406億円)
既存店の売上高0.3%増、客数4.0%減、客単価4.5%増。

全店の売上高2.0%増、客数2.4%減、客単価4.5%増。

出店3、退店1、店舗数418店。

■幸楽苑(2018年3月期:売上高385億円)
既存店の売上高8.5%減、客数8.3%減、客単価0.2%減。店舗数480店。

全店の売上高5.3%減、客数9.6%減、客単価4.8%増。店舗数525店。

■ペッパーフードサービス(2017年12月期:売上高362億円)
ペッパーランチの既存店の売上高0.2%増、客数1.6%減、客単価1.8%増。

全店の売上高5.2%増、客数3.5%増、客単価1.7%増。

国内店舗数145店。

レストラン事業の既存店売上高10.4%減、客数9.6%減、客単価0.8%増。

全店の売上高25.8%減、客数27.9%減、客単価2.8%増。

国内店舗数16店。

いきなり!ステーキの既存店の売上高10.2%減、客数9.4%減、客単価0.9%減。

全店の売上高103.7%増、客数102.7%増、客単価0.5%増。

国内店舗数293店。

■壱番屋(2018年2月期:売上高494億円)
既存店の売上高1.0%増、客数0.6%減、客単価1.6%増。

全店の売上高1.1%増。

出店5、退店2店。店舗数1460店。

客数は、人気ゲーム「モンスターストライク」とのコラボキャンペーン(7月20日~8月31日)を実施したことによる押し上げ効果があったものの、前年に比べ土曜日が1日少ない曜日回りであったことや台風が上陸した影響等により、前年比0.6%減。

客単価は、2016年12月から一部商品の価格を順次改定したことにより、前年比1.6%増だった。

■大戸屋(2018年3月期:262億円)
既存店の売上高0.9%減、客数4.6%減、客単価3.9%増。店舗数283店。

全店の売上高0.8%減、店舗数355店。

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