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大手百貨店/5社そろってプラス、秋物衣料・ラグジュアリー好調

三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、高島屋、エイチ・ツー・オーリテイリング、そごう・西武は10月1日、10月の売上速報を発表した。

<百貨店イメージ(日本橋高島屋)>
百貨店イメージ

既存店売上は、三越伊勢丹2.5%増、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)4.5%増、高島屋3.9%増、エイチ・ツー・オー4.9%増、そごう・西武1.4%増となった。

各社、秋物衣料やラグジュアリーブランドが好調だった。

■三越伊勢丹(2018年3月期売上高:1兆2688億円)
首都圏既存店2.5%増、国内百貨店既存店計1.1%増だった。

伊勢丹新宿本店店頭は0.6%減、三越日本橋本店店頭は10.6%増、三越銀座店は2.2%増となった。

日本人、インバウンド共に堅調なラグジュアリーブランドの雑貨や衣料品、化粧品が売上を牽引し、国内百貨店の既存店売上、首都圏の三越伊勢丹の既存店売上共に前年実績を上回った。

基幹店では好調なラグジュアリーブランドに加え月の平均気温が高かったこともあり、ジャケットやワンピース、スカートなどの秋物衣料品が動きをみせ売り上げを押し上げた。

また、10月24日に再開発第一期グランドオープンをした三越日本橋本店は好調に推移した。

一部店舗では鈍化がみえるものの、全体の免税売上は引き続き堅調に推移。日本人顧客同様にラグジュアリーブランド、化粧品への関心が高い。

■J.フロントリテイリング(2018年2月期売上高:4699億円)
大丸松坂屋百貨店の売上高は4.5%増、博多大丸、下関大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は4.1%増となった。

10月度の百貨店事業の売上高は、前年に比べて日曜日が1日減であったものの、訪日外国人客を含
め化粧品、ラグジュアリーブランドが好調を持続するとともに、秋物衣料が堅調に動き、菓子や惣菜が伸び、前年を上回った。

店舗別では、東京店が26カ月連続で対前年プラスとなるなど、直営14店舗中10店舗が前年実績を上回った。

なお、大丸松坂屋百貨店の免税売上高(速報値)は、中旬以降、伸びが回復し、全店が対前年16%増(客数31%増、客単価12%減)、関西4店舗の免税売上高は19%増、札幌店は5%増であった。

■高島屋(2018年2月期売上高:9495億円)
高島屋単体13店の売上高は3.9%増、岡山高島屋、岐阜高島屋、米子高島屋、高崎高島屋を含めた17店の売上高は3.5%増となった。

10月度の店頭売上は、前年と比較し日曜日が1日少なかったものの、国内消費が好調に推移したことに加え 免税売上も回復し、前年を上回った。

なお、免税売上は3.0%増となった。

店舗別売上は、日本橋高島屋S.C.開業効果により売上を伸ばした日本橋店をはじめ、大型5店全てが前年比プラス。

地方郊外店では泉北店・港南台店・大宮店・柏店が前年を上回った。

商品別売上は、特選衣料雑貨(当社分類による17店舗ベース、以下同じ)・宝飾品・食料品が大きく売上を伸ばしたほか婦人雑貨・スポーツ・リビングが前年比プラスとなった。

紳士服・紳士雑貨・婦人服・子供服ホビーなどは、前年に届かなかった。

■H2O(2018年3月期売上高:9218億円)
百貨店事業の全社計の売上高は4.9%増となった。内訳は阪急本店6.5%増、阪神梅田本店7.0%減、支店計6.9%増。

全店では、気温の低下に伴い、秋ファッションの実需ニーズと冬物の先行購買が活発化し、阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急などの都心店は、海外ブランドを中心に動きがよく、日曜日1日減を補い、4.9%増と好調に推移した。

阪神梅田本店は、第Ⅰ期棟オープン後、面積は2割減ながら、食品が前年実績クリアするなど、想定を上回るぺースで好調に推移。

話題の「パンワールド」や「スナックパーク」、「高級ハンバーガーレストラン」が継続的に30~40代の新客獲得に寄与した。

支店は12店舗中、11店舗が前年を上回るなど都心店はファッション、郊外店は食料品を中心に好調に推移した。

阪急本店は、季節実感型や気温低下に伴う防寒、冬物の先行購買など多様なファッションニーズを取り込めた婦人服や、高額なジュエリーや時計が好調なラグジュアリーなど婦人ファッション(8%増)が好調だった。

インバウンドは、国慶節が前年比1日減の影響もあり、上旬は前年比約1割減と苦戦したが、中旬から下旬にかけて来店も増え、前年を上回るまでに回復し、月トータルでは前年並み。

100万円以上の高額品(3%増)は、ラグジュアリーブランドのジュエリーや時計が、国内顧客を中心に好調な動きを見せている。

■そごう・西武(2018年2月期売上高:7296億円)
そごう・西武15店の売上高は1.4%増、西武池袋本店は4.5%増となった。

球団優勝セールも寄与し、4カ月ぶりに前年を超えた。

衣料品や食品、婦人雑貨が好調に推移したほか、高級雑貨やラグジュアリーブランドも堅調を維持した。

免税利用客数は前比約10%増と前年を越えるも、免税売上は前年比で約20%減。売上が前年を割る結果となった。

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